【SDF】ライラ=トーチ【第二期】

希崎
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Sag Dem Fruhling 【illust/65746960
※こちらの企画は身内企画となっております

◇ライラ=トーチ(Laila Torch)
 【所属国】セレーノ 【性別】女性 【年齢】200歳ほど 【身長】165cm(角含まず)
 一人称:私 二人称:キミ
 
 灯りのない暗い場所に火を灯し、道を照らす種族『怪火・ジャッカランタン』の女性。
 種族の特徴通り、感情はほぼなく、表情もほとんど変わらない。
 毎夜セレーノの街をトーチとしての役割を全うする為、夜道を歩いている。
 暗い道で迷っている者を明るい道へと導いたり、家路の道を照らしたりしている。
 祭りの間は街が明るく、役目があまりないなと思い、めったに起きない昼間に活動し、
 祭りを見て回る日もあるようだ。
 ただし昼間起きていると目の下に隈が出来る。

◆火を灯す者『怪火・ジャッカランタン』
 暗き道を照らす者、闇夜を導く者、惑わしの悪魔、灯火悪魔など、呼ばれ方は様々。
 夜に現れては暗い道に火を灯し、闇夜に迷う者を導くことが役目の種族。
 種族の名前をいう事は無く、何かあれば『トーチ』と名乗る。
 夜道をひっそりと照らし、陽が昇れば去っていく。どれかというと怪談や都市伝説みたいなもの。
 持って生まれた命の灯火が消えるその日まで、役目を務める。その寿命は千年とも。
 感情はほとんどなく、表情もほぼ変わらないのが特徴。
 ただし生涯をかけて愛する事が出来る者と出逢い、『愛』という感情を認識した時、
 その長く生きる命の火を対価に、感情を手にする事が出来る。
 愛する者がこの世を去る時、命の灯火は燃え尽き、共にあの世へと向かうとされている。
 トーチとして闇夜を照らす者はもう少なく、あまりみない種族である。

◆スキル
【闇夜を照らす者】
  夜道に火を灯し、迷い人を導く種族としての役目。
  この役目は命の灯火が燃え尽きるか、感情を手に入れることで開放される。
【命の灯火】
  胸に宿る持って生まれた命の火。トーチとしての寿命。
  夜道を照らす火は、この持って生まれた火を使う事により灯している。
  千年は燃え続けるというが、灯す火が多ければあっという間に火は燃え尽きる。
  感情を手にした者はこの火を激しく燃やし続ける事で生まれた感情を維持している。
【揺らめく炎】
  闇夜を照らす者として使う、ランタンやトーチに灯した自分の火のこと。
  自由自在に操れ、危害を加える者に出会った時はこれで退散させる。

◇何もなかった静かな灯火に温かな心を宿してくれる人と巡り逢いました
 クレマチスさん【illust/66693753

ただ繰り返し巡る夜は何も変わらず、毎夜訪れる。
迷う者へ灯りを。
進むべき場所へ導きを。
ひと時の出会いと別れを繰り返し、夜は巡る。
暗い道を照らす火は今日も変わらず揺らめいて、何も変わらない私の日常を繰り返す。

「ありがとう、照らす人。貴女の灯す明りはとても美しいね!」

お礼を言われた事は何度かあったが、私の灯火が美しいと、そんな風に言われたのは初めてだった。
こういう時、どんな言葉を返したらいいのだろうか。
どう返事をしたものかと戸惑い口を噤み、結局私は何も言葉を返すことはできなかった。
不思議なヒトと出会った事は何度もあるが、彼は特別不思議なヒトのような気がした。
真っ白い羽根で覆った見えない顔――。
ほのかに鼻孔を擽った花の香り――。
僅かな出会いであったが強く印象に残ったヒトだった。

もう一度逢えたらいいなと、微かに思った。
でもきっと、彼が道に迷う事は無いだろうと感じていた。
だからきっと、もう会う事は無い――、
そう、思っていた。

あの日、彼が迷っていたあの道で、もう一度出逢った。
お礼を渡したくて私に会いたかったのだと言う。
やっぱり彼は不思議なヒトだと驚いた。

「僕はクレマチス。よかったら、貴方の名前を教えて欲しい」

不思議な彼はやっぱり不思議で、私の名前が知りたいのだという。
私はただ役目を果たしただけだというのに。
でもお礼の品も頂いて、名乗りもしないのは失礼だろう。

「トーチ」
「トーチ?」
「火を灯す松明。暗い道を照らす者。我々は自分の事をトーチと呼んでいる」
「トーチ……松明……。貴方ことは『トーチ』と呼べばいいのだろうか?」

名前――。
そうか、名前。……名前、か。
私自身の名前を聞かれたのは、初めてだ。
名前なんて『トーチ』でいいはずなのに、でも、『トーチ』は私の名前じゃない。
彼に私の名前を呼んでほしいと、そう思った。

「……ライラ……ライラ=トーチ、です……」
「ライラ、素敵な名前ですね」

久しく名乗っていなかった名前を言った。
久しく呼ばれなかった名前を呼ばれた。
ヒトに名前を呼ばれたのは一体何時ぶりだろうか。

「こんばんわ、ライラ。貴女の明かりはやっぱり綺麗だ。また、見に来ても良いかな?」

やっぱり彼は不思議なヒトだ。
私の灯火が綺麗だからまた見に来たいだなんて。

それから私の変わらなかった日常が変わった。
私に逢う為に彼が時々現れる。
役目は変わらない。だけども夜道に響く足音が二人分に増えた。
私の名前を呼ぶ彼の声を覚えた。
彼がくれた香水の香りが気に入った。
彼のお店に行くために、めったに起きない昼間に出歩いた。
覚えたことが増えた。
今までとは違う事をする事が増えた。
ふとした時、彼を思い浮かべる事が多くなった。
彼の事を考える時間が増えた。

胸に灯る命の火が、熱いと感じた――。

もっと彼の事を知りたい。
もっと彼と話がしたい。
もっと彼の傍に居たい。

ああ、ああっ!
私の灯火が激しく燃えている。
焼けつく様に胸が熱い。
締め付けられるような苦しさに涙が零れる――。

ねぇ、クレマチス。
貴方を想うとどうして苦しいって思うんだろう。
次に貴方に会った時、私は――この意味を知る事が出来るでしょうか――

◇婚姻について
 年齢や種族、所属国などに関係なく素敵なご縁を結ばせて頂けたらと思っております。
 申請メッセージは即日~三日以内でご返信いたします。
 一日以上経ってもタグの変更がない場合や三日経っても返信がない場合はエラーなどで届いてない場合がございますので再度メッセージを送って頂けますとありがたいです。


◇関係について
 お友達など何か関係を持ってくださる方がいらしましたらメッセージからぜひともよろしくお願いします。

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◇キャプション随時更新予定

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2018-01-06 14:19:09 +0000