【SDF】マーシャーン【第二期】

みやま
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こちらの企画に参加させていただきます。
二期からですが、よろしくお願いいたします。

■Sag Dem Fruhling【illust/65746960
※身内企画

1/29 メッセージ確認しております…!

■Name:マーシャーン・ディーワーン
(Marshahn・Diwarn)
■Country:オーブラカ
■Sex:Female
■Age:32
■Height:187

「私はマーシャーン。気軽にマーシーと呼んで」
「あなたは何を見たい?何を知りたい?求めるものとの巡り合わせを占いましょう」

*****素敵な出会いをいただきました*****
せかいを見る人:シェラヴァインさん【illust/66572250

30年ごとに開催される大祭は、どこか空気が浮かれているように感じられる。普段ならひそひそと聞こえる程度の「思い」たちも、非日常への期待に胸を高鳴らせているみたい。

大祭の間は、恋占いの依頼は特別料金で受けているから、来店する女の子たちは、それはもう張り切って恋人や片思いの相手との巡りあわせを聞きたがる。

そんな恋をする女の子たちに混ざって、あの人が来店したとき少しだけ驚いたわ。とても真面目そうな男性で、見た目からは占いなんて必要なさそうに思えたのだもの。
もっと意外に思ったのは、その男性から恋占いを頼まれたこと、そして「運命の人と出会えるかな」というロマンチックな内容だったこと。
誰とも知れない運命を求めるその人に対して勝手に好感度を上げながら、ワクワクしつつカードを引いた。

「このカードの並びだと、そうね、あなたはその人と出会うことはできるわ。でも、身近な縁ではなさそう。出会うためには変化が必要ね」

結果を伝えたあと少しおしゃべりしていたら、その人はセレーノ出身ということを聞いたから、非日常の渦巻く今ならきっと運命に出会えると、柄にもなく盛大に応援したわ。

その人が席を立って、もう私の店に来ることはないんだろうな、と思いながら見送ろうとしたら、デート…デートでいいのかしら、とにかくお誘いをいただいた。気づいたら頷いていたわ。理由は、見ないふりよ。

「暮らしている国なのに、こんなに美味しいお店があるなんて知らなかったわ。シェラくんは物知りね」
「ねえ、これは知ってる? この街を出て少し歩くと森があるの。その森はね、冬になると満開の花をつけるのよ」

シェラくんと過ごすお祭りはとても楽しかった。会って間もないなんて信じられないくらい、彼と一緒に歩くのは自然なことに思えた。
年の離れた弟妹の手を引いて歩いた道も、彼が隣にいればその様相を変えてしまった。さりげなくエスコートして、精一杯私と過ごす時間を楽しいものにしようと工夫を凝らしている姿に気がついた。
彼といるときは「力」を閉じていたけれど、彼の視線がまっすぐに私を見ることを知ったから、だから、彼を慕わしいと思う気持ちはしまっておこうと思ったの。
年の差がある、種族としての寿命の差もある。彼が運命を見つける妨げにならないよう、よき友人でいようと思った。たった7日の綺麗な思い出として、ずっと大事にしようと思った。

でも、心はままならないものね。彼から、聞きたくなくて、聞きたかった言葉をもらってしまえば、私の決意はどこかへ飛んで行ってしまった。

「知ってると思うけど、私はあなたよりかなり年上よ。可愛げもあまりないし、身長だって私のほうが高いのよ」
「それでもいいなら、私も、あなたと一緒に過ごしていきたい。…言わせるの? …私も、あなたが好きよ」
「お手紙、楽しみにしているわ。私もお返事を書くわね。」

商人として各地を飛び回っている彼からは、その土地の写真とともに手紙が届く。
私からは季節の押し花や、旬の食材を使った簡単なレシピを同封して、返事を出す。

届く手紙からは彼の思いが伝わってくるけれど、やはり会いたいと、一緒に居たいと思ってしまうのは仕方がないと最近諦めたわ。

彼と出会って数度目の春。
出会った時のように店の扉をくぐって、彼が迎えにきてくれた。

「待ってたの。迎えにきてくれてありがとう、シェラくん」
「あなたにね、渡したいものがあるの。受け取ってもらえると嬉しいわ」

彼に渡したのは一通の手紙。"かみおくりの山羊"が自らの思いを綴った手紙。
言ったことはないけれど、"かみおくりの山羊"は将来を誓う相手に手紙を送るの。

「その手紙は私の思いそのものよ。もし、その思いを私が失ってしまったら、手紙は朽ちて塵になる」
「もちろん、塵にしない自信があるから、あなたに手紙を贈るのよ」

これからは、お帰りなさい、とあなたを迎えさせてね。

■Details
"かみおくりの山羊(コゼリィエ・ナ・ディフ)"と呼ばれる獣人一族の女性。オーブラカ城下町で占い師として生計をたてている。占いは学問として修めており、カード占いを主とする。

"かみおくりの山羊"の一族は、生き物、モノの思いを聞き、その思いを手紙にしたためることができる。
手紙は、受け取った人に思いを込めたものの声を届ける。その力から、大昔は神へ祈りを届けるために"かみおくりの山羊"の一族を犠牲とする儀式もあったとかなかったとか…。

外見からはおとなしそうに見られるが、楽しいこと、賑やかなことが好きで、お茶目な性格をしている。
趣味は、よく分からないオブジェを集めることで、ご当地グッズにも弱い。私室はシュールな空間となっている。

形から入るタイプで、持っている杖は雰囲気づくりの小道具という事実はナイショだったりする。
お祭りの期間は、特別価格で恋占いも行っている。

実家はオーブラカ城下町で小さなレストランを営んでいる。実家のレストランを手伝うこともあり、料理はできるが、お菓子作りの方が好き。食べるのも好き。大家族の長女で、よみきかせで子どもを寝かしつけるのが得意。

■Skill:かみおくりの山羊(コゼリィエ・ナ・ディフ)
紙送りの山羊、神送りの山羊。
生き物、モノの思いを聞き、その思いを手紙にしたためることができる。
思いを聞く力は個体差があり、マーシャーンはたとえ故人であっても遺品などに思いが残っていれば、それを聞くことができる。その力で「手紙屋」を副業としている。一通あたりいいお値段がする。

■Skill:占い
専門はカード占い。"山羊の見る夢"という店を営んでいる。

■About Relationship
お店のお客さまなど、既知関係を随時募集しております。お気軽にお声かけください。

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2018-01-03 15:23:23 +0000