「仕事は忙しいがお前のことを無下にするつもりはない、よろしく頼む。」
企画・太陽と月 はじまりのカタチ【illust/64996896】に参加させていただきます。
◆流れ透く都ブルーリング------------------------------------
その昔普通ならば恩恵とされる太陽の日差しに苦しめられていた国があった。
水が極端に少なく、何日も晴天が続けば水が枯れてしまうような小さな国。
その厳しい環境下の中その国の人々は環境に適応すべく進化し、
自身の体内外の水を操ることの出来る能力を身につけた。
身につけた最初の人間を「ブルーリングス」とした。
それから国は水源を生み出し、水の絶えない美しい国となった。
太陽の光を透かして一日置くとブルーリングの水は酒に変化する。
透かした日の太陽の色を写した色と味わいの様々な酒を楽しめる。
神酒や催事、贈り物に非常に好まれる。
ブルーリングの水のおかげか女性は美人が多い。
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名前、シグネ=ブルーリング
身長、178cm
一人称、俺 二人称、お前 呼び捨て
弟、アズリ=ブルーリング 【illust/65924816】
「「また王妃から何かされてないか?俺では頼りないだろうが何かあったら言ってくれ、対処するから」
ブルーリング第一王子
ブルーリング家の長男であり、次期王候補。
周りの期待を背負い本人もそれに応えようと努力した結果、今では王の補佐として仕事している。
一見素っ気ないが、凛とした態度、的確な指示とあって部下からの信頼も厚い。
…が
「うっ…人前に出るのは胃が痛くなる……」
本当は緊張しいの小心者である。
いたって真面目な性格で、周りから幻滅されたくない一心で性格を偽っているが、
親にも素の自分を出せないので窮屈に感じている。
また、弟に対しては常に気にかけているが、自由であることを少し羨ましく思っている。
そしてそんな自分が嫌。
モノクルは職務中だけつけている伊達眼鏡。
素敵なお相手様に会えました!
ラズリさん【illust/66016776】
あぁ…目の色が俺と同じだ……
ラズリと初めて対面した時に真っ先に思ったのはそんなことだった。
だが、その目は俺と同じ色をしていても穏やかで優しい目をしていた。
緊張してもわかる穏やかな声音とその綺麗な目に
「はじめまして、ラズリ。改めて、シグネ=ブルーリングだ。慣れない土地で苦労もあるだろうがそういうときは遠慮なく言ってくれ。できるだけ力になろう。」
守らなければという思いは強くなった。
毎日働き詰めであまり会話のない日々が続く。俺にとってはいつものことでもラズリにとっては違うだろう。正直、申し訳ない。
仕事中の俺に話しかけることに気がひけるのか、少し緊張した様子でラズリが休憩を促してくる。
相変わらず優しい目をしているな…
ぼんやりと思った。
臆病な俺を見られたくない、バレたくないと確かに強く思うのに
その目で見られると本当の自分を知ってもらいたいとも思うのだ。
そもそもラズリがそんなことで俺をバカにはしないだろうことは、いくらか一緒に過ごしてわかったつもりだ。
「そうだな、食事がてら休憩にするか。つまらないだろうが少しだけ俺の話をしよう。」
少しずつ、ゆっくりと、彼女に受け入られてくうちに、恋に落ちていたと自覚するのはまだ後のお話。申請については一応相性重視ですがだいたい美味しくいただきます。
交流についてはあまり積極的に動けないのであらかじめご了承下さい。
メッセージは5日以内にはお返事させていただきます。
何かありましたらご連絡ください。
キャプション随時編集中
2017-12-06 14:51:13 +0000