【はじまり】ヴィリオール【王子】

神楽宮 有楽@企画厨
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こちら【太陽と月 はじまりのカタチ illust/64996896 】に二人目の投稿です。

§ヴィリオール・レンシラッツ§
「宝石喰い」と呼ばれる種族が済む、巨大な鍾乳洞の中にある帝国、マグラダック帝国の王子。
態度、言動、全てにおいて尊大。他国の王だろうが最下級の貧民だろうがその姿勢を崩すことはない。
しかし、決して横暴というわけではなく、むしろ国民思いで視察を欠かさず、国民の間ではその横暴な振る舞いも個性として親しまれている。
だが、彼の父親である現帝王は、彼の振る舞いがいずれ誤解を生み、国の存続に関わると危惧している。彼が、内に子供のような素直さを隠している事を見抜いている。今回の結婚は、太陽の大陸との公益確保が主な目的ではあるが、嫁いできたかの国の姫が息子の素直さを引き出してくれることを祈っている。
親しい者には「ヴィリオ」の愛称で呼ばれることも。


§マグラダック帝国§

国中に地下水を通すための水路が張り巡らされている。地下であるため薄暗く、灯りが欠かせないが、その空間は外よりかは温かい。
年に一度、月が国の天井に開いた大穴からより強く月光を降り注ぐ日があり、その時に急成長する「ミルヴァライト」という宝石が国の特産品。
深い青が美しい色合いで、明かりにかざすと中に星空のような輝きを見ることが出来る。宝石としての価値もさることながら、「ミルヴァライト」は、高温で熱することで液体に変化する。この液体は、極上の酒と同等であると言われるほど美味。マグラダック帝国ではこの液体をめでたき日に飲む習慣があり、それ故に「宝石喰い」と呼ばれるようになった。
「宝石食い」の寿命は300歳と長い。250歳くらいまで比較的若々しい姿を保つが、そこから50年の間に急速に老いていくとされている。100歳で成人と認められる。

(12/8)素敵なお嫁さんが出来ました!
水と花溢れる国 ミストリアル王国 フローリア・ミストリアルさん【illust/66030176

「よい、よいのだ。この程度の言動、我が民であればこそよ。強きことは良い事ではないか」
「お前は聡いな。実に聡明である。それでこそ、我が妃となる女に相応しいというものよ。これからも励むがいい。フハハハハハッ!」

「__なぜ怯える?吾輩が何をしたというのか?ええいわからん!この胸のむかつきはなんなのだ!!」


§§§♰♰♰§§§ §§§♰♰♰§§§ §§§♰♰♰§§§

 __「太陽の大陸の姫君と婚姻せよ」
 現帝王である父がそう言った。それも王となる者の務めならば、異議などない。元より、王族にとって婚姻とは政略の中の重要なラインを繋ぐものに過ぎず、彼には別段恋い慕う者も存在しなかった。

 妃となる女は、ミストリアルという国の姫君だという。この国と同じく水が豊か、されど違うのは、花というものにも囲まれているというところだろうか。最も、この目で見たことがないので想像の域を出ないのだが。

「何。吾輩が未来の王であり、夫なのだ。それだけで不満もなかろうよ」

 そう、青年は得意げに笑った。

 __目にも眩い黄金色の瞳と、マグラダックの民族と明らかに違う雪の如き白さでありながら温かさを称える肌の色。若々しい草花を象徴する翡翠の瞳は、異国への不安が入り混じった光があった。
 美しい。思わずそう漏らしてしまえば慌てて口をつぐむ。そして再び、あの得意げで高慢で、己にとって相応しいと思っている、未来の王の姿を真似るのだ。

「よくぞ参った。吾輩はヴィリオール・レンシラッツ。この吾輩の妃となるのだ、退屈はさせんさ」


その出会いが、高慢を騙る王子の心を変えるとは。

§§交流について§§
種族やご年齢は問いません。相性を見てお相手を決めさせていただきたく思います。どんな交流にしたいか、お話しくだされば幸いです。
即日の返信を心がけておりますが、2日以上こちらから返事がない場合、エラーである可能性が考えられますので、お手数ですが再送信をお願いします。
将来的に王位を継ぐため、嫁いでくださるお相手に限定させていただきます。

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お嫁さん他、月の大陸の同盟相手やお友達も募集していますので、お気軽にお声がけください。

素敵なご縁がありますように
よろしくお願いします!

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2017-12-03 15:34:48 +0000