太陽と月 はじまりのカタチ【illust/64996896】
「よくいらっしゃった。太陽の姫君にとってはあまりお気に召さない国かもしれないが、どうぞ自由にお過ごしください」
「いずれこの私が王になるのだ。【死の王】と呼ばれたこの私が。
なれば、この私の許可なしに死ぬことは許さない。何人なりとも、この国の民であるならば」
「死体は何も言わない。死体は何も期待しない。だからこそ、死体の傍が一番心が軽い」
「太陽の姫君、膝を...お貸し下さいますか。
不思議だ...貴方は確かに生きている。この温もりがとても、心地よい。
...私は少し休みます。何だかすごく、疲れているのです」
◆タナトス・ネクロティタ
65歳/♂/183cm/月の大陸
一人称:私
二人称:貴方 ~殿
◆詳細
ネクロティタ皇国第二王子。
本来ならば王位を継ぐのは兄である第一王子であったが、恋人と駆け落ちし国を追放されたため、
王位継承権は第一位。
恋人をとり国を捨てた兄に失望し憂いているが、愛する人と結ばれ、王位からも解放された兄をどこか羨んでもいる。
真面目で厳格な性格である為か、全て一人で抱えようとしまう癖がある。
次期王としての責務、【死の王】としての役割に追われ、押しつぶされそうになる毎日。
国民からは「王子は笑わなくなってしまった」と密かに心配されている。
人当たりはよく、国民想いの王子である為、国民から愛されてはいる。
皇室付きの大聖堂で祈りを捧げる時間が、彼の唯一心が休まる時間。
彼が祈りを捧げている間は誰一人大聖堂への侵入を許さず、ただ一人、無心で祈りを捧げている。
政略結婚については、太陽の姫君には悪いことをしたと思っているため、出来る限り自由に過ごさせてやろうと思っている。
本人も出来る限り気にかけてやろうとは思っているもの、自分が近寄っては嫌な思いをさせるかも知れないと、足が遠ざかっている。
◆ネクロティタ皇国
【死】を信仰対象としている宗教国家。荘厳で神聖ながらどこか不気味な雰囲気漂う国。
小国で、先代の王の時代まで鎖国的であった。
先々代の王の時代まで生贄の風習があったが、その悪しき風習を廃止するため、
新しい考えを取り入れようとタナトスの祖父にあたる先代の時代より国を開いている。
エンバーミングの技術が発達しており、死体を腐らせることなく、まるで眠っているかのような姿のまま、保管する技術を有する。
基本的に国民の死体は綺麗にした後、丁寧に土葬するが、王族やいわゆる英雄、国にとっての大きな功績を残したものは、
その技術を用いて死体処理したのち、皇室付きの大聖堂のカタコンベに硝子の棺に入れられ安置される。
カタコンベは一般開放されているため、王子が祈りを捧げる時間以外は入れる。
その場所はまるで時が止まっているような錯覚を与え、周辺国からは【とこしえの国】と呼ばれている。
この国は数百年に一度、王族・国民問わず【スケープゴート】と呼ばれる者が生まれる。
【スケープゴート】は生まれつき右目の眼球を持たず、その眼孔に死を住まわせているという。
【スケープゴート】には死の声を聞く力があると言われており、あらゆるものの死期を見るという。
王族に【スケープゴート】が生まれた場合、死者を従える【死の王】と呼ばれる。
また、王族は死に愛されているとされ、見た目も若々しく非常に長命。
街の灯りは全て、消えることのない青い炎を灯す蝋燭。
蝋燭の炎が消えると【スケープゴート】が生まれると言われ、現在の第二王子が生まれた際は、
国中全ての蝋燭が一斉に消え、国は暗闇に包まれ、静寂の中、その産声が聞こえたという。
特産品は青い炎の蝋燭と通常のものより非常に頑丈な硝子。
◆素敵なご縁をいただけました!
イカナさん【illust/66100506】
編集中...
◆申請について
年齢等、特に条件はありません。
相性を見て関係性など、お相手様と相談していけたらと思います。
特に地雷はありませんので、お気軽に希望をお聞かせくだされば嬉しいです。
王位を継ぐ設定ですので、嫁いでくださる方だと嬉しいです。
外部での落書き、呟きが中心になるかと思います。ご了承ください。
お返事はなるべく即日を心がけますが、最長で3日ほどお時間を頂くことがあるかと思います。ご了承ください。
もしそれ以上経っても返信がない場合、メッセージエラーの可能性がございますので、
再度送っていただけると嬉しいです。
◆何かございましたら、お手数ですが各種ツールからご連絡ください。
◆キャプション随時更新...
2017-11-23 16:00:41 +0000