【はじまり】スヒェン【王子】

秋野ゆん
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✦太陽と月 はじまりのカタチillust/64996896】開催おめでとうございます!

(この気持ちを、一体何で表現したらいい? オレには何ができるだろう)

✦スヒェン・セ・レーヴンディッヒ
歌と音楽を愛する国レーヴンディッヒ第三王子
16歳 / 身長152cm / 男

レーヴンディッヒの王族にのみかかる呪いを継承してしまった王子。
兄が二人、姉が二人、妹が一人いるが、呪いを受けたのはスヒェンのみ。
王位継承権はない立場だが、国のためそしてスヒェン自身のためを思った両親により
政略結婚することとなった。本人は好意的に受け取っているが、不安もある様子。
✦レーヴンディッヒ
歌と音楽という“娯楽”への愛と執着とクオリティが約束された国。
天候などに左右されるものではないため、財政は苦しくなく、安定しています。治安も良いです。
その代わり人材の育成と、他国へのアピール・進出は今後一層力を入れるようです。
食料の輸入や軍事力といった面では、他国にやや依存気味かも知れません。

✿妖精が見守ってくれているような、素敵なご縁を頂きました!
花舞う自然豊かなグラーデ王国の王女エミリア様【illust/65777749(エミリア様→エミリア)*11/26

『初めまして。レーヴンディッヒ第三王子、スヒェン・セ・レーヴンディッヒと申します。
 歌と音楽を愛する国レーヴンディッヒへようこそ、エミリア様』

 初めましての挨拶は、いつものように筆談だった。
 紙とペンがなければ会話も出来ないこの婚約者を、一体どう思っただろう――不安がないと言えば、嘘だ。
 国と国との間で利益を前提に結ばれたはずの婚約に、呪われたこの身は相応しいのかと、
 この日が近づくにつれ考えるようになっていった。
 けれどいざ婚約者の彼女――エミリア様を見れば、どうだろう。
 彼女の目は確かに、オレを見ていた。

 エミリア様の故郷グラーデ王国は、妖精と共存する花弁舞う美しい国らしい。
 成る程、声の出せない者と対峙しても自然でいてくれたのは、
 ヒトならざるものと過ごすことに慣れている故か、それとも……彼女の心根故か。
 話せないことなど大したことでもないと言うかのように、彼女は明るく、自然に向き合ってくれる。
 生まれてから共に過ごし続けた家族のように、あるいは、それ以上に。
 かつて友が筆談を面白いと言ってくれた時のような、不思議な安心感と、嬉しさが確かにあった。

『太陽の大陸へ渡った友がいるんです。彼も私の筆談を大して気に留めない人でした。
 ……今度、エミリア様にも会わせたいです。とても優しくて楽しい人なので、きっと仲良く出来ると思います』
『あと……あと、私も、太陽の大陸に……グラーデ王国に、行ってみたいです。
 あなたの育った国を、この目で見てみたい。あなたのことを、もっと知りたいんです』

 星空を初めて見たとはしゃぐあなたの、見慣れた青空を見てみたい。
 流れ星を見つけようと見上げたあなたのその瞳が、太陽の元ならば何色に染まるのか。
 燃え上がる太陽に照らされたあなたの金の髪は、どれ程美しく輝くのか。
 あなたと過ごして、見慣れた星空が、この国の景色が、全てが輝き新鮮に思えたように、あなたの世界も変わるだろうか。
 そうであったら、とても嬉しい。
 そうしたら、その時は。

「――――……」

 その時はきっと、あなたに伝えたい。例え声が出なくとも、歌うようにこの気持ちを捧げられたら。
 哀れみではなく、優しさで接してくれたあなたが、幸せであるように。この国でもあなたの居場所が確かにあるのだと伝えたい。
 そしてそれが、オレの隣だったらとても、とても嬉しい。


 ――オレの隣で、どうか一緒に笑っていてください。あなたのことが、心から愛しいと思います。

✦初めての友人にして同盟国の王子 リベラさん【illust/65951716(リベラ)
 どうやら“娯楽”を国産とするこの国で、ベネディクト国の酒は欠かせないらしい。
 ――そんな長い同盟国であるベネディクト国第三王子との始まりは、王族らしからぬものだった。

『リベラが匿ってくれって言ってきた時は驚いた。まさか王子だとは思わなかったよ』
『オレの筆談を“面白い”なんて言ったのは、リベラが初めてだった。嫌じゃない。嬉しかった』

 太陽の大陸へ婿入りすることが決まった時は驚いたけれど、彼の事情を知ればこそ、変化が良い方向へ向かうといい。
 捻くれた風でいて、本当はとても優しいということを知ってくれる王女様だといい。
 ……オレの友は、幸せでいてくれなくては。

『……おめでとうと、同じくらい寂しいけれど。そうだな、もう会えないわけじゃない。
 どうか、太陽の大陸で、あなたにたくさんの幸福があることを祈っている。またね、リベラ』

 リベラ。あなたは確かにオレの救いの一つだった。
 兄のようで対等なあなたは、オレには欠かせない唯一無二の親友と呼べるそれなのだから。

 また、手紙を書こう。
 先走る友の姿はなくとも、海の向こうには優しく笑うあなたの姿があるだろうから。


✦申請について
キャラ同士の相性を重視で、素敵な物語を紡げる関係になれれば嬉しいです。
嫁入りして頂くか婿入りするかもこだわりはありません。
ただ、こちらのキャラが筆談が主な交流ツールになるため、ある程度受け身に傾倒する可能性があります。
本人はコミュニケーションには積極的ですが……その点ご理解頂ければ幸いです。
呪いに関しては生涯解呪出来なくても、解呪出来てもどちらでも面白いと思っております。
色々とご相談出来れば幸いです。

有り難くも申請を頂けた場合は即日~二日程でお返事させて頂きます。
もし何のリアクションもなかった場合はお手数ですがメッセ障害の可能性があるので再送頂ければ幸いです。

お友達や同盟国などの関係も随時募集しておりますのでお気軽にお声かけ下さい。

✦交流について
Pixiv内外問わずのんびりお付き合い頂ける、申請のみで終わらない関係を頂ければ幸いです。
企画終了後もまったり無理なくお互いのペースでお話等出来れば大変嬉しいです。
外部ツールを使用して気ままに語ったり小ネタを描いたりが好きなタイプなので
そういうのが苦手でない方だと幸いです。
(お相手様に語りや交流漫画等を強要する意図はございません)
交流ペースにムラがあるため交流希望タグを付けてはいませんが、
交流のラリーもまったりでよろしければ歓迎です。

既知設定、モブ、背景等もお気軽にどうぞ!

✦何か御座いましたらお手数ですがご一報ください。よろしくお願い致します!

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2017-11-17 18:53:10 +0000