【太陽と月 はじまりのカタチ】illust/64996896
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「姫皇女、あまり外を出歩くと民たちに囲まれ……。…。おまえたちね。我が民ながら耳手の早いこと…」
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◇アマツヒ
27歳/198cm
月の大陸:無緋の國第一皇子
種族:月猫
一人称:私 / 二人称:貴方、おまえ
無緋ノ國第一皇子。穏やかに佇んでいることが多いが密やかにストレスを抱えていることが多い。
陽の気配の無いこの国で唯一陽の色を纏う王族を民は慕ってくれるがその心を預かる度にまた自ら重責を背負っていってしまう難儀な性情。
己より相手を想い優先してしまい彼の手にはいつも何も残らないーーー
政略結婚については慣習通りに受け入れ、自分も心から相手を愛し尽くそうとは思っているが同じものを相手に望むことなどできぬと心を閉ざしている。
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陽ニ焦ガレシ 無緋ノ國
ただただ冷たい地。温かきもの全てから遠ざけられ見た目ばかり取り繕おうともぬくもりは宿らない。
必死に陽との縁を紡ごうとしても呪に阻まれ悉く水泡に散った。
しかし冷えた身体を持つ彼らは情熱的な者が多く直情的。義理高くさっぱりとした心根。
氷細工、飴細工に関し非常に高い技術力を持ち年一回開かれる”輝氷祭”では訪れた者を圧倒させ持ち主に大きな幸運を運ぶ細工が数多く並び人々の心を鼓舞する。
どうしようもなく陽の存在に惹かれる者達からなり代々の王族が娶る姫君や王子の訪れを心待ちにしている。
みな、無邪気にはしゃぎすぎて一目嫁婿を見ようものならお祭り騒ぎ…もとい阿鼻叫喚となる。
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※とても素敵なご縁に恵まれました…!
「私の運命」 貴天都 ヒノワさん illust/65735960
あぁ、やはり。やはり今回も陽はこちらに振り向かぬ。
憤ったような瞳を向ける陽の気配を濃厚に纏わす姫皇女に諦めに染まるため息を漏らした。
気高く、強く、美しい方。
遠くその背を見守る私はその背を複雑な思いで見守っでいた。
民の、いや国の悲願と慣習に則り娶ってしまったものの、あの輝かしい存在を前にするとどうにも罪悪感に駆られる。あのような存在を私たちの願いに巻き込んでも良いモノか。この慣習、陽の下から連れ去ったという初代様と同じ過ちを踏んでいるのではないか。愛されていたなどと、そんな過去はなかったのではないか、と。
迷いながらも姫君との毎日は積み重なっていった。大事に。なにより心を砕いた。
するといつからか。姫君から話をかけられるようになった。狩りに誘われるように。同じ卓につくように。
いつの間にか、民とも交流を持っていたようだ。まるで陽の光のように、屈託ない笑顔を時折見せてくれた。
嘘偽りのない方だ。そしてなにより誠実な心根の方。
憐れんでくれたのだろうか。それとも気遣いか。貴女は優しい。
そう口に出せば姫君は烈火のごとく怒りだした。
そのようなものを間に挟みお主等と接してきた訳ではないと。
わかって、いるのだろうか。その言葉の意味を。
自覚しているのだろうか、私たちから向けられる敬愛の念を。
…期待しても、いいのだろうか。初めて、振り向いてくれるのだろうかと。
「姫君、尊き我が陽。我が天。許されるのなら、この出会いを運命と。貴女に惹かれるこの心を、どうか許して欲しい」
あふれ出しそうな思いを瞳の奥にしまい込み、祈るように貴女に跪いた。
「姫君、姫君。あまりそう前に出られては狩人達の立つ瀬がなかろうに。もう十分得物は振られたでしょう。次は我が民等の活躍を見守ってやってほしい。貴女に良い所を見せようと息まいているのだから」
「異なことをおっしゃる。貴女は気高く、強く美しい。そして大変愛らしい方だ。何がそんなに貴女を卑屈にさせたのかはわからぬが誇られよ。貴女に曇りなど一寸たりとありはしない。」
「そう。貴女が来たからには、安心。本当に、焦がれし陽はこのように眩かで…いや、いや。独り言にございますれば。…貴女という陽の光受け、この国は輝き始めるだろう。この心も、また。」
いま、雪解けの時。
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◇申請について
その他友人関係など引き続き募集しております、ピンと来るものなどありましたらお気軽にお声がけくださいませ。
交流については記念絵など描かせて頂ければなぁと思いますがtwitterなどでゆるゆるとおしゃべりが中心かと思います。
有難くも申請を頂いた場合、即日~三日以内の返信を心がけております。
三日を過ぎても返信がない場合、メッセージの不具合かと思われますのでお手数ではございますが再送していただく、もしくはご連絡頂ければと思います。
それでは気難しい王女に続き此方の子もどうぞよろしくお願いいたします!
※不備、問題等御座いましたらご連絡頂ければ幸いです…!
2017-11-16 12:11:25 +0000