【はじまり】ルスキニア【王女】

香月
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太陽と月 はじまりのカタチ【illust/64996896】に参加させていただきます!

◆ヴィソネニウム王国
 ・太陽の大陸に位置する年中通して温暖な気候の国。
  鉱石資源豊かで、それらを加工した宝飾品や武器が主な特産物。街中は賑やかな雰囲気で催し物も多い。
 ・少し昔までは男尊女卑が根付いていたが、現在は改善されつつある。
  しかし、王族の間では未だその考えは残っており、女性の使用人や王女の扱いはあまりいいものではない。
  王族女性は勉学すらもさせてもらえない為、文字の読み書きは出来ない者が多い。
 ・ルスキニアも王族ではあるがほんの少し宝石を多く身に着けているだけで、
  普段から着ている服の質は庶民の着ているものと同等である。

◆ルスキニア・ヴィソネニウム
 人称:私(わたくし)/貴方さま、貴方、~さま
 ・王国の第一王女。兄が3人と妹が1人いる。
  父や兄の影響で、命令は多少無理があってもこなし、何があっても感情を表に出さず笑っている姿から
  密やかに傀儡姫と呼ばれている。幼い頃にあったはずの父への反抗心も今は消え失せ
  命令を聞くだけの主体性のない女性へと成長していった。
  他者に使役されそれを遂行する生き方しか知らず、ただ漠然と「好きにしろ」などの命令をされると戸惑う。
 ・母に教えてもらった舞や歌が得意。また、ヴィソネニウムの王族女性は基本的には文字の読み書きは出来ないが
  幼い頃の父への反抗心からか、勉学を自主的に行ってきた為ルスキニアは読み書きもできる。
  人目のつかないところで静かに読書をすることを好む。
 ・政略結婚については「父の意向ならば」と受け入れており、どのような相手でも愛す心づもりはある。
  当の父は国益の為の手駒としか思っていない。ルスキニア自身は政略結婚の話は父の提案だと思っているが、
  彼女の現状を憂いた母がせめて他国の者と婚礼を挙げれば幸せになれるかもしれないと考え、国益の為になると父に進言した。

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◆婚約のお相手(2017.11.20 ありがとうございます!)
愛しき終焉の地"コンジェラツィオーネ" イライアス・アルジェント様illust/65944283
「お初にお目にかかります、月の方。私はヴィソネニウムが第一王女ルスキニアで御座います。
 …今日この時より、私は貴方さまのものです。貴方さまの命じであれば何でも致します故どうぞご随意に。
 もしご無礼を働きましたらこのルスキニア、命を以て償わせて頂きます。
 ……末永く、お傍に置いてもらえるよう努力致しますのでよろしくお願い致しますね、旦那さま。」
「…この婚約があくまで政略結婚であることは理解しております。故に、私に情を持つ必要はありませんわ旦那さま。
 ですが、旦那さまの命じであれば何でもするという言葉に嘘偽りはございません。貴方さまの望みが、私の望みです。
 え……?私に望むことは、特になにもない…?そんな、ならば私は何故ここにいるのですか…。
 いえ…何もないのであれば、それが旦那さまの意思であるのならば、私はそれに従います。
 ……女とは、そういうものですものね。」

「先の非礼、お詫びさせてください。
 …私は旦那さまにとってはつまらぬ女なのかもしれません。…ですが、このままでいるつもりはありません。
 貴方さまに相応しい妻になりたいのです。ですから、罰せられるおつもりならもう少しお待ちいただいてもよろしいですか?
 ………ええと、そうですね…コンジェラツィオーネには真核を傷つけて誓いを立てるという文化がおありなのでしょう?
 …出過ぎたことを言うかもしれませんが、貴方さまの真核を傷つけるに足りる妻に…いいえ、一人の女になりたいのです。」

「私の国の……話ですか?それも、作家 ですか。あの、旦那さま…ヴィソネニウムの王族の女たちは勉学をする文化はないのです。
 文字の読み書きすらできぬ私にそういった話は……え・・・国の歴史書を、お姉さま方にお借りしていたの気づかれていたのですか。
 ………大変、申し訳 ございません。母国の文化すら守れぬ女だと失望されるのが、恐ろしかったのです。
 あのっ、私 その…幼い頃、少々お転婆でして……父のいうこと全てに、逆らっておりました。
 女の身でありますが、勉学も 本の世界も大好きです。とっても。でも、共有できる者など周りにいなかったので
 旦那さまが私の話を聞きたいと仰ってくださったこと、とっても嬉しかったんです。
 …あの、いま私とってもわくわくしています。こういった話を誰かとするのが……夢だったのです。
 ……うまくお伝えできないかもしれませんが、聞いてくださいますか?私の好きな作家は―――――」

「ねえイライアスさま、お手に触れてもよろしいですか?ふふ…ありがとうございます。
 ……私、イライアスさまのことお慕いしております。この時間も、手のぬくもりも 永遠に続けばいいのに…なんて。
 でも、そのような永遠……ありませんものね。わかっているのです、そう思うのは浅はかなのだと…。
 時間は有限ですから、限られた時間を後悔のないように貴方の隣でこの今までの感謝の気持ちも、愛も 全て伝えてきたいのです。」
(…彼の寿命は私よりも遥かに長い。私がいなくなっても、私のこと 忘れないでいてくれるでしょうか…。
 この国の文化は理解している…つもり。ですけど、イライアスさまはそれを選ぶとは限りませんものね。
 本当に……このまま、時間が止まってしまえばいいのに。そうすれば、こんなこと 考えなくともいいのに。)



※編集中です
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◆その他不備などありましたらご連絡いただけますと幸いです。

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2017-11-05 17:35:48 +0000