嘗て奪われし者は、もう二度と奪われないように、次からは奪う。一つの聖地を囲む様に建てられた嘆きの壁は、そうあれかしと支配者と被支配者に世界を分けた。大戦の被害者として銃を構える、ジュードの民。住処を奪われ、テロリストとして処断されるペリシテの民。やがてジュードの民は、周囲を覆う恐怖そのものを断つ為に、ある決断を下すに至る。ペリシテ人自治区の徹底的な浄化作戦。そこで引き裂かれ、愛する人を奪われた一人の少女は、今度こそは奪う側に立つ為に銃を手に取るのだが――。
11月23日、コミティア122(こ58a)で出す新刊の表紙です。現在カクヨムで推敲中。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880962822
全文出来上がり入稿が終われば、piivにも一部掲載する予定です。宜しくお願いします。
2017-11-04 12:04:56 +0000