【存在に恋2】ラパン【住民】

つお

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きみの存在に恋をする。2
illust/63789348
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‣‣‣ラパン(Lapin)/23歳/168cm/ユトリロ在住/芽月の第16日(4/16)生まれ
 お弁当屋を営む青年。人と接することも増えたせいか昔より喋るのが上手になった。
 結局船酔い体質は改善せず、相変わらず釣りが趣味。水平線を眺めながら、ノエルくんに会ったとき何を話そうか考えるのが日課。
 心配性も健在だがノエルくんとジュジュちゃんのおかげで虎やモンスターに耐性がつき、街から出たくないとはあまり思わないようになった。
 身長が伸びてノエルくんとの距離が近くなったことが嬉しくて仕方ないらしく顔を合わせるたびにニコニコしている。


‣‣‣何年経っても大切なかけがえのない人
 ♡ノエルくん【illust/65104899】/幼少期【illust/64362883


「いってらっしゃいノエル、気をつけてね」

ノエルを送り出すのにも慣れて、帰りを待つ不安よりも再会を楽しみにできるようになった。
もう街の外も怖くない。……うそ。ちょっとだけこわい。
でも危険ばかりじゃないって知った。きれいなお花や場所があって、いろんな人がいるって知った。
ぜんぶぜんぶ、ノエルのおかげなんだよ。

今日も釣りをしながら遠くにお出かけ中のノエルのことを考える。
帰ってきたら、なんの話をしようかなあって。

「ふふ、ノエルが持って帰ってくるお弁当箱、きれいだとね、すっごくうれしい」
「ノエル、ね、今日はふたりで釣りがしたいなぁ。晩ご飯に食べようね」

「どっちのアネモネにするかずうっと迷ってたけど、青にしてよかった」
「だって、ノエルとの距離が近いんだもん。ノエルが屈まなくても内緒話できちゃうね」

大きくなって変わったこともいっぱいあるけど、変わらないこともいっぱいあって。
些細な違いとか、変わんないところとか。見つけるだけで毎日楽しいって、なんだか得した気分、なんて。

「僕、こんなに毎日幸せでいいのかなあ。ほっぺ落ちちゃいそうなくらいにやにやしちゃう…」
「だいすきだよ、ノエル 絶対僕の手、離さないでね」

ノエルを送り出す朝はちょこっと寂しいけど
ノエルが僕のごはんを美味しいって言って食べてくれたり、
ぎゅってくっついたり、釣りしたり、二人でのんびり過ごしたり
そんな毎日が本当に幸せであふれてて ずうっと隣にいられるような二人ならいい。

「――ノエル、おかえり!」

だいすきな君に「おかえり」を言える毎日がいい。

#【存在に恋2】#【存在に恋2】めぐる季節

2017-09-24 14:43:13 +0000