【存在に恋2】レネ【住民】

水脈

❖ 君の存在に恋をする。2【illust/63789348

❖ Rene - レネ / 11歳 / 148cm
ユトリロを拠点とし旅をしている商人(青果売り)のこども。
頭を使ったり感情を表すのが苦手。その分、行動力と想像力は豊か。

❖ 9/17 素敵なご縁をいただきました エマニュエルさん【illust/64363134

思えば、きみは出会った時から初めての言葉ばかりをくれる存在だった気がする。

「ぼくはレネ。……きみのいう天使、ではないけど、よろしくね」

同じ年頃に見えるその子は、柔らかく、大人びた笑みでぼくを見つめていた。

「なぜ?聞いたこともない話だ。……??今の言葉は、どういう意味?
 …ああ、ごめん。質問ばかりで困らせるのは悪い癖だと、よく言われるんだけど……」

「そんなこと言われたの、はじめて。…エマと話してると、時々くすぐったくなる。
 ううん、嫌じゃない。ただ慣れなくて、胸がそわそわして、……うまく表現できない、な」

エマはとても勤勉のように見えた。
きっと優秀な神官になれるねと言うと、どこか苦い顔で言葉を濁された。
どうして?きみがぼくのことを褒めてくれるように、ぼくがうまく言葉を紡げないせい?

もどかしい。寂しい。
それらを伝える術も知らない。

だってそんな気持ちになったのは生まれて初めてだったから。

今日もきみは朗らかに、春めいた瞳で笑って接してくれる。

その笑顔はやさしくて、あたたかくて、思わずじっと見つめてしまうこと。
祈りを捧げている時の、凛とした横顔と長い睫毛が忘れられないこと。
旅先でふと、きみに見せたいと思う風景が増えたこと。

きみにもぼくにも、知り得ないものばかりが募っていく。

いつか口に出そうと思っていても、やっぱりうまく伝えられなくて。
今はまだ、この心地よさと少しの寂しさだけでじゅうぶんなのかもしれない。

「……じゃあ、きみがおとなになったら、ぼくが迎えに行く。
 きみのお母さんたちに反対されても、…話すのはニガテだけど、絶対説得してあげる」

「約束だよ。忘れないで。ずっと覚えていて。待っていて。
 その時になったら、ぼくもエマに話したいことがあるんだ。
 …だからね、その時も今みたいに、いつもみたいに隣で聞いて欲しい」

ぼくはきみのいう天使じゃない。
だって、天使だったらきみと同じ大地に立てないし同じ空を見れないもの。
そんな寂しい天使なら、羽なんて何の意味も成さない。

飛べなくても、真っ白じゃなくても、ぼくはきみの特別でありたいだけなんだ。

❖ 両親
父:アニー【illust/52735418
母:ロレ【illust/52730699

❖ 双子のきょうだい
アイ【illust/64774809
「アイはちょっぴり泣き虫だけど、人一倍、心があたたかい子なんだ」
「…また泣いてるの?ちがうの?…ちがくても、そんなにこすったら赤くなっちゃう、よ?」

❖ おともだち
シェロさん【illust/64576196】 元気いっぱい好奇心いっぱい!
「大人でも知らないんだって。…なんでだろうね?ぼく達がおとなになる時には、分かるのかな?」

❖ 申請について
お相手様の年齢等は問いません。有り難くも申請を頂いた場合、即日から三日以内にはお返事致します。
三日以上経っても返信がない場合、お手数ですが再送して頂けると幸いです。
※成長後のNL/BL/GL問わず、相性重視で考えております。


何か不備がありましたらお手数ですがメッセージよりご一報ください。
よろしくお願いいたします!

※キャプション随時編集

#【存在に恋2】#【存在に恋2】はじまりの季節#【存在に恋2】ユトリロ#【存在に恋2】出会った後

2017-09-10 15:04:14 +0000