ウォッチャーが生み出した「記録の迷宮」。
カルミナに続き、コボールとブリッツは
迷宮へ突入し中央部近くまで深く突き進んでいたが
突然襲撃に遭う。
ウォッチャーが放った悪意の記録により創り出した復活者は
紛いなりにもグリコ。
いや、彼らが越えなければといいながら目を背いていた「逃げ」の具現体である。
コボールは賢者の証を構え、
力を放つ。ヴァラクター変身に用いるフィールドを盾にするために
力いっぱい手の力を込める。その肉体は力に耐えきれず形状崩壊のヒビが走る。
それでも力を込める。
そして近くにいるブリッツに彼は語る。
「僕は戦うことを…死ぬかもしれないと恐れて逃げてしまっていた…
けど、君は違った。君は自分の力に誇り自ら戦場へ向かった…
だから、僕も…誇りを持って立ち向かいあいたい…!」
崩れそうな力が急に支えが加わる。
ブリッツだ。
「俺は…!過信していた!自分に!だから、自暴自棄になっちまった…!ちまってたけど…!
お前の無茶を!ウォッチャーのことを!女のなみだを放っておけない!
お前が命かけるなら俺は…
魂をかけて相乗りしてやる…!!!」
高らかに叫んだその時フィールドから
強い光の柱が放たれた!
「…兄弟達よ……その力を善となる答えになるか…それとも悪となる横暴となるか…
見せてもらおうか…!」
最深部に構えるウォッチャーは、その光の晴れた先にあるものに
期待を膨らましていた。
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キャプション編集中
2017-09-09 09:06:23 +0000