【存在に恋2】ドーラ【住民】

あみか

こちら【illust/63789348】の企画様に参加いたします!
HL、GL、BL表現を含む企画さまです。

「ぼく、ドーラ!きみの名前は、なんていうの?」
「魔法はむずかしくて、ぜんぜんうまくできないの。でもね、いつか立派な魔法つかいになるんだ」
「泣きたいときは、泣いていいんだよ。ぎゅってしてあげるから、悲しくなくなったら遊びに行こうね」

★ドーラ
雨月の第十六日生まれ。
エドガードの外れ、ポツンと立つ塔に住む魔法使いの家に住んでいるこども。
赤ん坊の頃、塔の前に置き捨てられていたところを育ててもらった。
親代わりの魔法使いにたいへん憧れがあり、自分も魔法使いになるんだ!と一念発起したのが二年前。
それから毎日「教えて!」とねだり続け、練習をしている。頑張り屋だが、空回りしがち。いまは指先から小さな光を出す魔法しか使えない。
帽子とエプロンは昔魔法使いに雇われていたメイドの物らしい。
朝から夕方頃までは魔法使いに一般教養を教わったり、家事をして、夜は魔法の練習をする日々。
たまに、お使いを頼まれたり、お出かけについていったりして、塔の外を歩くのが大好き。
だって、外にはたくさん人がいて、物があって、音がして、いい匂いで、楽しい!
「見て見て師匠!綺麗なお花!……って、あれ?」
……きょろきょろ、見回すうちに、魔法使いとはぐれることもままあるのだけれど。

好き:師匠のお布団にもぐりこむ事・おさんぽ・お花・おしゃべり・その他いっぱい
嫌い:お野菜・虫

♡素敵なパートナー様と出会いました
エステルさん【illust/64649554
「……わ!ねえ、今のなんの音?」
「ふうん、アルシエラ……?星の言葉……?すごい!きみは星とおしゃべりできるんだ!」
「……あ、そういえば、名前いってなかったね。ぼくはドーラ!きみは?」
「エステル!……大丈夫!ばっちり覚えたよ!ねえ、きみの話をもっと聞かせて!」

「あー!!おつかい、たのまれてたんだった!師匠に怒られる!……きっとまた会えるよね?」
☆……☆……☆……☆
「おーい!……えっへへー、エステルは遠くからでもすぐ見つけられるよ!尻尾キラキラでかわいいから」
「へえ……旅をしてるんだ……。すごい、ぼくはあんまり遠くへはいったことないんだあ」
「そうだ!エステルにお手紙送っていい?ぼくの話なんてつまらないかもしれないけど、それなら遠くにいたっていっぱいお話しできるでしょ!」

「な、なんだよ師匠ー!!見ちゃダメ!……え?字が汚い……?そ、そうかなあ……うう」
「……わ!!……ねえねえ!師匠、この棚、たからものの棚にしていーい?」
☆……☆……☆……☆
「エステル、見ててね……、えい!……どう?ちょっとだけ炎も出せるようになったの!」
「これができるようになったとき、真っ先にきみに見せたいなっておもったんだ。……と言っても、まだ全然うまくできないんだけど。でも絶対もっと上手になってエステルをびっくりさせるね!」
「魔法のほかにも、お料理も練習してるんだ!……ええっとね……たまごやきは、……つ、作れるよ」
☆……☆……☆……☆
「エドガードは星がよく見えるよね!あの星の名前は知ってる?ほら、あの赤い子!」
「そういえばね、ちいさいとき、星を捕まえようとして、窓から身を乗り出しすぎてすっごく怒られたことがあるの。……おかしいでしょ?キラキラしてて、綺麗だもん。欲しいなーっておもったのかも?」
「空を飛んでるエステルは流れ星みたいですっごく綺麗だったよ!……じつは、さっきこっそり眺めてたんだ。ぼくんちはきっと他の人んちよりもそらにちかいから、きっとエドガードじゅうのだれよりも近くできみをみてた」
☆……☆……☆……☆
「……??エステル、今日なんか寂しそう。どうしたの?」
「おとな……?うーん、あんまり難しいことは言えないけど……エステルはにっこりしてた方がかわいいよ」
「ぼく、きみには笑ってて欲しい、けどあんまり悲しいときはずっとそばにいるよ。それくらいしかできないけど……それでも」

「あ!そうだ、塔においでよ、今日こそ半熟卵、焼くから!何味がいいかな」
☆……☆……☆……☆
「あ、師匠……。えっとね、星を見てたの。……なんだか最近、こう……ぎゅってなって、変なんだ」
「そんなことより!お手紙に、お花をつけたいなーっておもってるんだけど、師匠、枯れないお花を作る魔法ってないの?」
「難しそうだなあ。れんしゅ……え?ぼくにはまだ早いの?……でも、できるようになりたい。だめ?」

「という魔法を、練習してたんだけど……使えるようになるのはまだまだ先みたい……。エステルは何色が好き?ぼくはピンク!……と水色と赤と青と黄色と……多い?そうかなあ」
「やっぱりエステルは笑ってる方がいいね、エステルがにっこりしてると、ぼくも嬉しいや」
☆……☆……☆……☆
「あのね、きいてほしいことがあって。多分手紙じゃだめで」
「すき。……エステルがすき」
「だからきっとぼくは立派な魔法使いになるよ。大人になったきみの隣にしゃんと立てるように!」

★ピンクのもふもふ族
ドーラは自分の一族の事をそう呼んでいる。
嬉しい時は揺れて、びっくりすれば膨らみ、怖い時は丸まるもふもふのしっぽと三角の耳が特徴。
ドーラも育ての親も知らない事だが、ドーラの無彩色の瞳は強く心に残ったものの色に変化する。心が見つめる物を瞳が映す種族。
瞳に色がつくのは10歳から成人までの間で、成人するとその瞳の色は変わらない。
例えば、真っ青な空が心に焼きついたならば、その瞳は青に染まる。

★番関係以外にも、お友達などの関係も結べましたら嬉しいなと思っているので、お気軽にお声がけください!

★絵や漫画、小説などpixivでの交流はまったりめになるかと存じますが、末長く、楽しくお話できたらとっても嬉しいです!
基本は外部での交流と考えていますが、pixivのみでの交流も可能です。できるだけ交流の形は合わせたく思っています!

「すき、……きみのことが、だいすき!」

#【存在に恋2】#【存在に恋2】はじまりの季節#【存在に恋2】エドガード#【存在に恋2】出会った後

2017-08-22 05:41:05 +0000