鋼の銃弾が不死たる魔術師の頭蓋を防護結界ごと容易く貫き、冷たく光る剣先が異形なる騎獣を騎手ごと切り倒す。
巨大な戦銃剣を振るう度、感情のない躯の軍勢が雨に消え汚泥へと溶けていく。
崩れた亡骸に目もくれず、復活者だったものを濡れた大地ごと踏みつけて駆け抜ける。
「今まで多くの悪鬼どもを見てきたが……お前たちは俺の知りうるどんな種よりも醜悪だ」
胸中で揺らぎ燃える怒りとは裏腹に、月のような銀色の眼は軍勢を冷徹に見据えていた。
もう一度、不死者の頭上へと銃剣を振り下ろす。
◆もう二章最終日!? うそだろ!?
せっかくなのでイカした非公式イベントさんに参加させていただきます。
(……けどこれって戦闘シーンって言えるのか)
カレス→illust/64112026
勇往疾走(非公式イベント)→illust/64319209
2017-08-19 03:09:27 +0000