九十九路の羅針盤|illust/60865485
「ぼくは、なんだっけ」
いきどまり
男|年齢不詳|172cm
月光|650pt【強靭:200 知能:0 器用:0 機敏:0 幸運:450】
一人称:ぼく
二人称:きみ
前期|illust/63660282
姿を変えられる青年。
ふらふら路を歩き、辿り着いた瘴気の漂う森で、特に何をするわけでもなく過ごしている。
自分の名前は一応覚えているものの、人には「いきどまり」と名乗る。
目は虚ろで、喋り方も非常にゆっくり且つぼんやりとしたもの。
それでも人と話すのは変わらず好きなため、迷い込んだ人を見かけると色々話ながら出口まで案内する。
様々な人物に化けて真似てきた結果、元の姿を殆ど覚えておらず、白と黒の混じったぼろぼろの羽も生えたままで戻らない。
近隣の集落に住む者たちからは魔の類ではないかと疑われている。
瘴気により命を削られつつあるが外へ出ようとは微塵も考えておらず、残りを森で過ごすことを選んだ。
「ここで、いきどまり。そとまで、あんないしてあげる」
「きみは、かえったほうがいいよ。ここは、からだによくないから。……ぼく? ぼくは、だからこそ、ここにいるんだよ」
「……いろいろ、いわれているらしいけど。ぼくはそんな、たいそうなものじゃあないよ。
ただのにんげん。ひとのすがたをまねて、ずるずるとながくいきて、かぞくをすてた。そういう、つまらないにんげんさ」
ご縁をくださった
アイリェーニャさん|PeppeR様
本当にありがとうございました。
ここにきて、なんにち、なんねんすぎたか、もうわすれた。
どうでもいい。なにもかんがえたくない。
だるい、しんどい。きもちわるくて、いきづらくて、めのまえがぐるぐるする。
それでも、このままずっといきつづけるよりは、いい。もういいよ。
ねむい。
ねむいな。
つかれたのかもしれない。
つかれたら、ねるのがいちばん。
うん、まだ、たそがれどき、そうだね。
でも、あまりくらいのはすきじゃないんだ。
やっと、ねむれる。
おやすみなさい。
2017-08-06 08:29:18 +0000