岡山県の吉備学園高校女子野球部と兵庫県の宝塚桜台高校女子野球部は、何度か練習試合をしたことがある。
吉備学園高校の森友恵と宝塚桜台高校の嘉祥寺千弦は、高校2年生(2015年)春のとある練習試合で出会った。
当時、森は「岡山のマコロー」と呼ばれた好打者として県外にまでその名を知られていた。
一方、嘉祥寺も兵庫県の高校野球界でそこそこ活躍するようになり「兵庫の大砲」と呼ばれるようになっていた。
この練習試合で二人は連絡先を交換し、以後は途切れ途切れながらも文通などの交流をするようになった。
運命の2016年ドラフト会議の日、嘉祥寺は福岡クローネにドラフト6位で指名された。
地元ではプロ入りを確実視されていたにもかかわらず、しかし森はドラフトにかかることはなかった。
結局、森は野球浪人の道を選び、2017年4月下旬に大阪ナイトブレイカーズにテスト入団という形でプロ入りを果たした。
同年6月18日、熊本県営八代運動公園野球場で行われた大阪対福岡の試合にて、森と嘉祥寺は共にプロ野球選手として再会したのだった。
かつて友人だった二人は今やライバルとなった。
同期は皆ライバル。それは森も嘉祥寺も例外ではない。
勝負はまだまだこれからだ。
甲子園さん(user/23998656)の提案とリクエストにより作成しました。
森友恵選手(illust/62549588)を拝借しています。
2017-07-23 11:34:24 +0000