【九十九路】シュウカ【最終期】

ゆま
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●企画目録:九十九路の羅針盤(illust/60865485)
最終期もよろしくお願い致します。

●前期絆相手
母:月虹纏う春嵐の国 プリムフェルト アルヴィトル・E・ユーリエールさん【illust/63291068
「また父さんと喧嘩したのか。ははは、二人とも難儀なもんだね。」
「死者と生者が共に居るこの国だから、「死神」でも普通でいられるんだろうなぁ。
 路は遍く繋がっているが、俺はどこにも行けてどこへも行かずだ。」

父:リト・ロウギ・ディーナロア・シルハーン【illust/63374930

●今期
双子の兄:終路廻る春暁の国 プリムフェルト トウカ・イーレクス・ディーナロア・エルデフォールさん【illust/63887151
「やぁ、イル君に謁見ですか、お客人。彼は何をしたって完璧以上に熟すし、自身を伸ばす努力を惜しまない、
 なーんて言われておりますが、至って普通の、態度も声もデカい ただの賑やかな代表ですよ。
 ありきたりに、ベッドの下には……おっと、これはプリムフェルトの国家機密だ。」
「あまり他者に余計なことを言うなって?ははは、何をふき込んだ所で、イル君はナメられるような働きはしないし、
 俺の言ったことでナメてかかるような相手なら、ただそれまでだろう。」
「俺にとっては、アンタはどこにでもいる、ただの双子の片割れなのさ。イーレクス。」

●既知関係
従兄弟:Ir-Vis ライ・V・エルデフォール(もしくはトライアンフ・ユーリエール)さん【illust/63873114
「あぁ、ライがまた迷子になってるなぁ。…でもあれは、ただの「トライアンフ」を満喫してる姿だから、あのままでいいな。
 それにその小道の先は枝垂桜が見事なもんだ。思いがけず見ていくといいさ。」
「今度はどんな国で迷子になってきた?おっと、そんな顔をしなさんな。俺はただ、数多ある路の先の土産話が聞きたいだけさ。」
「そうか、俺は「サフィルス公」でもあったか。あっはっは!貴殿に度々そう呼ばれないと、
 他所から言われる「穀潰し」の名を甘んじて享受するところにございますよ。」

●終跡を刻む者 サフィルス・シュウカ・ディーナロア・エルデフォール
(サフィルスは公名で、シュウカが本名)
ポイント:490pt(強靭:0 知能:180 器用:210 機敏:100 幸運:0)
羅針盤:雷霆
年齢:17
性別:男性
身長:173cm
一人称:俺 二人称:貴方(砕けた関係だとアンタ)・老若男女問わず、お嬢さん、お兄さん

:ディーナロア:----------------------------------------------------------------------------
一族の名ではなく、宿した道や絆が左手の甲に紋となって現れる血の者を称する名。
生まれた時から進むべき道の紋を必ずひとつ刻まれ、その道に関する特性をひとつだけ授かっている。
深い絆を結ぶと、新たにその絆を模した紋が刻まれる。

隔世遺伝のようなもので、この血の名を称された親から生まれた子供が
必ずしもディーナロアになるとは限らない。

世代を重ねるごとに、人知を超えた特性を備えた者が生まれるようになり、
疎まれたり恐れられたりするようになってきた。
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------* ディーナロアと終路の国 / 終(つい)と対(つい)の片割れ*------

常春の喧騒で賑わう美しい広小路を離れて、荒い石畳の裏路地へ。
そこからさらにただの土の小道へ至り、緩やかな丘陵を登っていく。
そのてっぺんに咲く、古い枝垂桜の上から眺めるプリムフェルトの景色が
俺は一番好きだった。

兄に持たされた書類にそれなりに目を通しながら、
舞い散る桜の合間を縫うように聞こえてくる声に耳を傾ける。
それは、死者の魂達がささめきあう声。

今朝もまた、随分と派手な口喧嘩をしていたけれど、
父さんと母さんは俺達のいない所では十分仲良くやってるらしい。
イルくんは「母さんが父さんを負かした」という話に半信半疑のようだけれど
今日もどうやら、父さんが折れたようだぜ。

よくよく迷子になっているライは、昨日は迷わずこの国を出立できたようだ。
それは、ここを訪れるようになって随分慣れてきたからか、
それとも今日、訪れると話していた恵雨の国の花羽(はなはね)のお嬢さんに、
一刻も早くお会いしたいからか。

あぁそうだね、イルくんは最近、白幸(しらゆき)のお嬢さんとよく一緒にいる。
「そうか?」って顔をしたって、その身から百合の香りが漂ってくることが多いのが何よりの証拠。
「運命なんて、信じちゃいない」なんて、イルくんはよく言うが
それを信じさせてしまうのが、運命ってやつなのさ。

そうして、死者の声に耳を傾けながら与えられた仕事を終えて、最後はゆっくりひと眠り。
夢はただ人並みに見るが、ひとつだけ、よく見る夢がある。
俺が感じる、終わりの熱が、そういう風に見える夢。
それは、『夜の町に灯るランプ』『等しく郷を照らす太陽』『草原を駆ける狼の心臓』
きっとその熱は、俺の血が、俺の往くことのないどこか遠い路の上で、感じて紡いだ、熱なんだと思う。

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●最後に
ここまで絆を繋いでくださった
・玄灯のイルミナード ロアさん/ぴこさん
・太陽の従者エリス・ロヴァーナ トゥーリさん/えんてろさん
・メフルザード・ヤーファ・シルハーン(ヤーファ・エイプリ)さん/岩城さん
・月虹纏う春嵐の国 プリムフェルト アルヴィトル・E・ユーリエールさん/海乃さん
皆様のおかげで、最終期まで楽しく絆を繋ぐことができました。
改めまして、たくさんのお礼と感謝の気持ちを。ありがとうございました!

※キャプション随時更新

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2017-07-14 11:13:32 +0000