*九十九路の羅針盤【illust/60865485】
「どうか、全ての花たちの生涯が幸福でありますように」
「ああ、どうしたものか。まさかこんなボクにも悩みの種が出来るだなんて、思いもしなかったんだ」
*仮に百花と名乗る(核が不明の花精)/中性(女性寄り)/芽吹いて80数年/150cm程度
*ポイント:125pt(強靭:0 知能:5 器用:0 機敏:0 幸運:120)
水晶の花を“核(しんぞう)”として顕現する花精。
鈴蘭をしんぞうに持つ花精が、散りゆく間際に愛しい人の幸福を願い、祈り、そうして産み落とした最期の種子。
純粋な花精であるが、通常であれば開花している期間を経ても蕾のまま花開くことない特異な個体。本人も、自身の余命がわからないとして花の咲く日を楽しみに気ままに路を渡り歩いている。前回【illust/62426247】よりは少しだけ背丈が伸び、成長したようだ。
自身の咲かせる花を知らず、そのため名前もなく、仮に「百花」と名乗っている。
性格は無垢で、しかし無邪気ではなく見た目に不相応に大人びて達観している。物静かで微笑みを絶やさない。誰にでも友好的に接しようとする。
口調は自身の母のそれを真似たもの。美しい花畑、美しい空の見える場所が好き。
数十年を経て未だ咲くこともなく様々な路を渡り歩いては自分のきょうだいとも言える鈴蘭から連なる花達の行く末を案じている。このところの懸案はもっぱら菫の花で、夢枕に立っても反応の薄い彼に対して「血が薄いとかそういうのではなくて、あれはきっと性根が捻くれすぎているんだろうなあ。誰か矯正してくれる人に出会えればいいのだけれど」と少しだけ諦めモード。
それでも希望は棄てきれず、幸福な未来を祈りながら白い花(仮)は菫の花へと路を示し続ける。どうか、幸福な未来が訪れるように。いつの日にか、自身も花を咲かせられるように。
鈴蘭の末のこども。未だ迷える菫の花。母の祈りが知りたいならば、彼女らの紡いで来たものが知りたいのなら恋をしなさい。母の願いが知りたいならば、月下の大輪が命を燃やして咲き誇った黒い森へ向かいなさい。そこにきっと、母が遺した導がある。それを経ても答えが見つけられないならば、その時は――、
*みちしるべ【novel/8307376】
*母:ミュゲ【illust/61296648】
*水晶の花を“核(しんぞう)”とした花精。
特に種族についての固有の呼び方はない。
詳細については初代【illust/61296648】キャラクターシートに記載。
*キャプションは随時更新します。
*絆・既知関係について*
来期も続投予定です。出来るだけ平和的なご縁が結べればと思いますが殺伐としたものも大好きですのでお気軽にいただければと思います。
特に特定の国などには属しません。種族の設定を拾って頂くなども構いませんのでご相談いただければと思います。
有り難いことにメッセージ頂けました際には、即日~3日程お時間頂くことがあるやもしれませんが、よろしくお願いいたします。
2017-06-18 07:01:16 +0000