日が長くなってまいりますと熱き耐久レースの気分が盛り上がってくるわけで、この麦秋の季節病はお絵描き行為にてあえて重症化させるのが一つの楽しみでもあります。
で、まぁ題材と致しましたのは1968年のマラソン・デ・ラ・ルート(Marathon de La Route)というニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを舞台とした84時間(笑)耐久レースに出場したコスモスポーツの二台のうちの一台です。BMWのマルニやポルシェの901といったドイツの名車に伍し4位完走を果たした19号車です。駆動系のトラブルで惜しくも81時間でリタイアしてしまったもう一台の18号車は日本人によるドライブでありました(古我信生/ 片山義美/片倉正美氏)。これまですぐダメになるイメージだったヴァンケルエンジンの信頼性、そして構造のシンプルさからくる競技の場での有用性を存分に証明し、欧州においてもそれなりにエンジンが売れたとか売れなかったとか。
そしてここからマツダの耐久レースへの挑戦の歴史が始まるのでした。つづく!(続きません)
2017-05-26 06:05:11 +0000