毎年5月頃から8月頃にかけて主に西日本の沿岸の砂浜で、ウミガメの産卵の見られる地域が何か所かあります。一般的にアカウミガメが殆どですが、残念ながら絶滅危惧種に指定されています。様々な天敵の他に人的な自然破壊や乱開発、ごみの不法投棄により多くのウミガメ達が命を落としています。更には珍味などと称し食用その他の理由から卵を盗掘する人がいて、地元や保存会の人が前もって卵を保護して孵化させて、ある程度育てた上で海に放すといった活動も行われています。ビニール製のごみを飲み込んで死んだ個体やテトラポッドの隙間にはまって海に帰れず死んだ個体の例など、悲惨極まりない様な報告もありますが、人間の事情により絶滅の危機に晒されているのはウミガメ類に限った事ではありません。
2017-05-20 13:00:38 +0000