【九十九路】ギョク【第四期】

蒼輝
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九十九路の羅針盤(id=60865485)へ参加させていただきます。

「あなたの愛の物語、ぜひ聞かせてくださいな♪」

◆名前 ギョク(珠) ◆年齢 16歳 ◆性別 女性 ◆身長 156cm

 「人間」と「金喰い鬼」の血を引く「有翼族」の娘。
 好奇心旺盛で興味があることに対しては前のめり、集中すると周りが見えなくなる。
 寝食を忘れ、気がつくと知らない場所で倒れていることがある(曾祖父の血がリバイバル)。
 心配した家族がせめて食べ物だけはと「ランドベリージャム」をギョクのバッグに入れている。
 「語り部」をしながら実家の家業である「こもれび屋」の商品をさりげなく営業しながら旅をしている。
 
◎ 100pt(強靭:19 知能:30 器用:27 機敏:6 幸運:18)

◇羅針盤 明星⇒雷霆

◇語り部(カタリベ)
類稀なる記憶力をもって、国や種族・一個人の歴史を自分が見て聞いて後世へ語り継ぐもの。
現在は旅をしながら様々な物語を見聞きしている。代々引き継がれる自身の家族の記憶を繋ぐ意味が分かりかけてきた。

◇有翼族(ユウヨクゾク)

◇金喰い鬼(novel/7934364)
感情が昂ると髪が赤くなり泣き上戸になる。
ギョクは一度に沢山の事が出来ないため、金貸し屋は行っていない。

==大好き家族==
【前世代】 父:語り部兼金貸し屋 カガミ(id=62296161)
 いつまでたっても母に対していかに自分が愛しているかを語り始めると毎回長すぎてすぎでめんどくさい父。
 「わかったってば、愛ですね、そう愛。父さんが母さんを大好きなのは十分知ってるよぉ」
【前世代絆相手】 母:風薫るこもれび屋 フェアさん(id=62295250)
 お店を切り盛りする姿を見ている母の笑顔がすき。母の作るジャムを作れるようになりたい。
 「同じように作っているのに、なんで味が同じにならないの~(泣)」
【前世代絆相手 今期】 姉:空恋うこもれび屋 リッカさん(illust/63020832)
 年が離れているせいかつい甘えてしまう、穏やかな空気を纏う優しい姉。大好き。一緒におしゃべりする時間は至福。
 「リッカお姉ちゃん、今日は何作るの?私も手伝うよ(どちらかというと食べる方だけど…)」
 「えへへ~営業なら任せて! あ、この前持って行った保存食もかなり好評だったよ♪」

★絆 頼もしいアディスさん(illust/63056661)と素敵な絆を結ぶことができました♪

「あなたは一体、何者ですか!!」
 私の突然の問いかけに、空から降り立ったその人は目を丸くしていたのを今でもよく覚えている。
「神が造りし兵器…長い時を生きている(…こ、これはすごい方に出会ってしまったっっ)、ぜひぜひ話を聞かせてもらえないでしょうか?」
 アディスさんは神様に作られたアンドロイドだそうです。もちろん、そんな素性の人には初めて会いました。
 語り部の記憶には当然ありません、むくむくと湧き上がる好奇心は止められなかったのです。
 しごく当然のように旅の同行を申し出ますが相手も突然の申し出になかなか首を横に振ってはくれません。
「‥お腹は空いていませんか?」
 先々代の語り部であるサヤおばあちゃんから教わった「胃袋を掴む作戦」を実行するのは今をおいて他になし。
 カバンからジャムとパンなど食べ物をを取り出します、実家で補給した直後で助かりました。
 渋々と言った風でしたがアディスさんは同行を許可してくれたのです、やったね!

 私の羽は形ばかり、飛ぶことはできません。天気の変化を感じ取ることができるくらい。
 飛べない有翼人が空を飛ぶ、その日は突然訪れました。
「あいやあぁぁぁぁぁーーーー!!!」
 気を失わなかった自分を褒めたい。
 気付けば地面は眼下に、支えているのは腰に回ったアディスの腕のみ、死んだと思ったよ。
 もちろん死んだ気になっても目はバッチリ開けたけどね、貴重な体験は糧にし語りにすべし。
 地面に降ろしてもらえば足元がよろけたけどグッと踏ん張る。
 そしてどうしてもアディスに言っておかねばならないことがあった。
「女性を運ぶときは横抱きか背負うかにして気を付けてっ」
 小脇に抱えられての飛行はつかまる所がなくて怖いと伝えれば困惑の表情が返ってくる。
「イヤなわけじゃないよ、ふふっ楽しかったから。空から見た景色はとっても素敵だった、ありがとうアディス」
 アディスの見ている景色を共有できて嬉しかったな。

「戦いについて?うーん、強くなるためには何か守るものがあるともっと強くなれるのよ」
 自分の父は普段は挙動不審なところがあるけど母に危険が迫ると鬼のように強くなる、これも愛。
「たとえ強くても弱いものを守って悲劇に見舞われることもあるから、ただ強さを追い求めるなら何物にも縛られず孤高に生きるのもまた愛」
「アディスの戦いに向ける熱は愛みたい」
 戦うために一途なところ、彼の語る戦いの物語に登場する盟友たちとの間にもまた愛が垣間見える。
 羨ましい、なんて‥‥素直にそう思った。
 
 二人旅も慣れたものでいつも通り、変わらない日。今日の寝床を決めて食事の準備をしていた時だった。
 空気が生ぬるく鳥の鳴き声も聞こえない、おかしいと気付いたのが遅かった。
 一人、二人‥不穏な気配が予想以上に多くて途中から数えるのを辞め、気配のない方へ向かって走る。
 追ってくる足音は思ったより早く木々の間を隠れるように逃げてたけどいつの間にか回り込まれ退路を阻まれる。
 抜き身の剣を突き付けられ、伸ばされた手に息も整わぬまま彼の名をただ力いっぱいに叫んだ。
「アディスーーー!」
 それからの記憶はあまり鮮明でなくて、はっきりと覚えているのは背に守るように回された腕の感触にひどく安心したこと。
 涙としゃっくりが止まる頃には不安も怖さも消えてアディスの腕の中から出るのが寂しいと離れたくないという気持ちが湧き上がるのを感じたの。
 あぁ、そうか、私‥アディスのことが‥。

 気持ちに気付いたのはいいけれど、相手は戦いに生きるアンドロイド。
 自分が傍に居るためにはどうしたらいいか考える。
 アディスは守ってくれるというけれど、彼の足手まといになるわけにはいかない。
 ならば私も強くなればいいんじゃない!?出来る出来ないはこの際、後回し。
「あなたを守れるくらい強くなるから、大好きなアディスとこれからも一緒に旅を続けたい」

 そしてアディスの歩く道を語り継ぐのだ。愛しい恋しいという気持ちを伝えながら。
 さあ、今日はどんな言葉をかけようかしら♪

★既知関係 NGは特にございません「道」にご縁がありましたらお気軽にお声かけください。
不備・問題・ご不明な点はメッセージにてお知らせください。お願い致します。
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2017-05-18 08:40:27 +0000