【九十九路】コール・アル・エルドの魔女【第四期】

そらし
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企画元様:九十九路の羅針盤【illust/60865485

name:トトリナンシェ
 ポイント:90pt(強靭:4知能:30器用:6機敏:5幸運:45)(2期からの家系につき前期40pt)
 年齢:13歳(魔女としては5年ほど)/身長:142cm/性別:女

前世代;ルアンダート【illust/62370383
前世代絆相手:明珠さん【illust/62330310】→今期【illust/62962500

魔女の1個体。まだ幼い子供の姿。雰囲気は少年っぽくもあるが雌の個体。
この種としては珍しく、実年齢、外見年齢、精神年齢すべてが子供のもの。人間と同じくらいのペースで成長している。
数年後に自分の管轄の縄張りを持つために修行と思い出作りを兼ねて旅をしている。
何事も知りたがり挑戦したがるが親魔女のように世話焼きなわけではなく、自分の興味に忠実なだけ。
子供の一人旅ということで何かと危なっかしいが、持ち前の運の良さでわりと何とかなっている。
魔女としての知識のすべては既に教えられているほか、親魔女に似た喋り方でだいぶ胡散臭くなっているが、興味の対象やリアクションなどは10代はじめの子供と大差ない。
今は確認が困難だが、親魔女のところにトトリナンシェ曰く「兄弟子」の明珠からの連絡が届くのをいつも楽しみにしている。

コール・アル・エルドの魔女について【illust/61899399
最近の魔女は何かと陸上に上がっていくため、人々の認識は「都市伝説のようなもの」から「ちょっと珍しい種族」くらいに変化している。

素敵な絆を結んでいただきました!
モノ集う場所 夢幻郷/ジマーさん【illust/62986503

旅をしている間、何人かの人間から聞いた国の名前があった。
「夢幻郷」
モノが集う場所だと。特定の領地を持っているというより、人の前に入口が開くのだと。
ある人は西洋の街だといい、ある人は大きな図書館といい、ある人は雪の積もる研究室だと言った。
(何て不思議な街だろう!)
私は師に送る予定で買った便箋に、その夢幻郷への手紙を書いた。送り方はわからなかった。

「わ、わあ!こんにちは・・・?えーーと、ちょっと待ってくれるかね。
 私は夢幻郷っていう場所を探して、次の関所に向けて歩いていたはずなんだが・・・いや、ちょっと待てよ
 もしかしてここは・・・」
「そうか!ついにたどり着いたぞ!ここが夢幻郷だね!嬉しいなあ。
 君はジマーって言うのかね。何歳くらい?ここの郷守さんを知っている?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ」
「私か。私はトトリナンシェ。特に意味のない音の連立。えーっと、何て言うのかな。そうだ、師はこう言うな。『海の魔女』だ」
「ここに来てみたかったんだ!招いてくれて嬉しいよ!・・・・・あれ、聞いていないな、・・・・えーっと、ぜんまいだね、心得た」

「私たちは海に住んでいて・・・えっと海は、川はわかる?湖は?それよりもっと広くて、深くて、塩・・・塩はわかる?
 ああそうか、錆びてしまうものね。何で私たちが海に住んでいるかっていうと・・・・・・私たちは人間じゃないんだ。
 いわゆる二度目の人生ってやつかな。みんなもとはクジラとか、イルカとか、私はオットセイなんだけどね。
 君たちとはちょっと違うかもしれないけど、ちょっと一緒だ。だからここに来たかったんだ!お話してみたかった」

「直す方法、多分、師匠に聞けば知ってるかもしれない。でも私が直したい。
 腕の良い職人を探すのはもっと早いかもしれない。君が呼んだ方が早いと思う。
 でも、私に直させてほしい。時間はかかってしまうかもしれないけど・・・・
 私ができそうなところまで調べてきた。人魚の鱗はあてがある。あとは森の賢者の薬と、
 鉱石山の地価に住んでいるドワーフの鉄、ネジ、琴線・・・・・あとは呪文を覚えてこなくちゃ。
 ね、だから私と一緒に旅をしてくれないか。寄り道もいっぱいしよう。海だって見せてあげるし、お買い物とか、
 観光だっていっぱいしよう。たまには雪を見せてほしいな。一人より二人の方がきっと楽しいよ」


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2017-05-15 15:40:58 +0000