【九十九路】プリムフェルト【第四期】

海乃
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九十九路の羅針盤【illust/60865485

■水影辿る春月の国 プリムフェルト 代表:ルカ 【エルデフォールの手記】
*世話になった人たちに貰った「人として」の名で、字は"流花"。水と花が繋いだ縁の証として大切にしている名前。
■人の身を得て二十年程・中性・170cm前後 一人称:私 二人称:貴方、~殿 基本は仰々しいが少し抜けた喋り方。
■ポイント:100pt(強靭:10 知能:70 器用:15 機敏:5 幸運:0)羅針盤:月光

「永遠の在り方、楽園の存在意義…完全な幸福を約束する地なんて、何処にもありはしませんよ。でも、近づけようと頑張るくらいはしてもいいかなって思うんです。だから私はこの国の目指す姿を肯定するのです」
「救済という言葉には様々な意味が含まれる。その形が何であれ、この国が道を示せるなら――私は、手を貸しましょう。この身に宿る叡智の全てを賭けて」

いつかの時代にセルクイユ・アムへと納められた蒐集品が止者として人の形を得た存在。
【エルデフォールの手記】と呼ばれる死者に纏わる魔術を編纂した一冊の書が本体であり、プリムフェルトに伝わる死霊術の基盤とも言える技術が記されているため国内の誰よりも死霊術の扱いに長けており、先王の意志を請けて代表の座を継いだ。
両国の王から与えられた知識と教えられた感情を映し、止者ではあるが人間らしい情緒を解する。

◆素敵な絆を頂きました!加盟国としてお世話になります。
SOEI:ナディム・A・ユーリエールさん【illust/62879594
楽園の在り処/恋と愛、手記では知り得ぬ想いを教えてくれた人

『この国には、定期的に大きな嵐が来る』。そう言ったのは、一体誰だったか。
常春を謳歌し、時すらも巡らない穏やかな国にそんな事象が起きた記録はない。だから、その時の私には意味がよく分からなかった。

未だ閉ざされた死者の国の扉を、自らの意志で叩いたのは今を生きるひとりの青年。
その『珍しいお客様』との出会いこそ、この国と私の針路を変える大きな嵐の始まりだった。

羨望と渇望、それから誰かへと向ける情。どの色も、蒐集品としての私では知り得なかったもの。
夢見ていた景色よりもずっと先、何を捨ててでも手に入れたいと願ったひとつの場所。

それは、夢見る手記が嵐を越えてひとりの人間になるまでの物語。


Episode【novel/7802853

◆前世代:花満ちる春光の国 プリムフェルト/ユーカ・エルデフォール【illust/62314534
◆前世代絆相手/刻針の貴賓箱 セルクイユ・アム:澪さん【illust/62487148
「ルカという名の"私"を目覚めさせ、育てたのは王であった頃の貴方たちでしたね。あの瞬間に、自分の目で見た景色のことはきっと永遠に忘れません。…感謝しています。眠りを覚まし、いつかを夢見る心を与え――未来へ進む路を示してくれたこと。それは確かに、私にとっての救済だったのですから」

◆前世代絆相手今期/刻針の貴賓箱 セルクイユ・アム/澪さん【illust/62933565
「私と貴方に血の繋がりはないけれど、"流花"にとっての"澪"は家族と称しても差し支えないものと…私は、勝手に思っています。…私の拙い言葉で、この心は伝わるでしょうか。…貴方と故郷が歩む路、それが幸せなものであることを私もこの国から願っております」
「それはそれとして、ユーカ殿はまたそちらにお邪魔しているのですか。澪殿の職務を妨げるようでしたら、追い返して構いませんのでよろしくどうぞ」
「……いえ、私は別に怒っているわけではなかったようで。…ある方に、それは拗ねているのだと言われまして、態度を改めようかと。…何故笑うのですか、澪殿。…ええと、ですから。今度ユーカ殿がそちらに伺う際は、私もご一緒させてください。澪殿に聞いて頂きたい話も、聞きたい話もたくさんありますから」

■水影辿る春月の国 プリムフェルト
ある死霊術師が彷徨う魂を鎮めるために拓いた土地を始まりとする幽境の小国。国民の大半は『路』を辿って訪れた未練ある魂=『死者』であり、死霊術によって泥の身体を与え蘇った存在。
優なるものの永遠を留める"刻針の貴賓箱"セルクイユ・アムとの交流を経て、死者と生者に仮初の永遠を与える国であったプリムフェルトは新たな変化を得た。
閉じた国は開かれ、外の世界と触れることで生まれた様々な意識を受け入れ国の改革は新たな方向――未練を残す何者かへ、求める救済を与えるための国として新たな路を示している。
『春の月影を映す水路を辿れば、行き場を失くした魂に新たな路が示される』という噂話に惹かれ、彷徨う魂は一筋の光を求めてこの国を訪れる。
*詳細・補足【novel/7802853】*編集中…

【管理局】
国の運営・維持を司る国家機関。局長が国の統括役=王を兼ねる。死霊・生者双方の入国管理を行う機関でもあり、局員は死霊術が使えることが必須。
死者の魂に泥の身体を与え生者の滞在について可否を判断する他、外界からの商談や研究への協力など外交を司る機関でもある。
また、ある時期から満月の路を辿って訪れる"蒐集品"たちを受け入れており、望む場所へ向かうための手助けも行っている。

平穏を求める者には泥の身体を、生まれ直しを求める者には種を、迷うものには考える時間を与えることで彷徨う魂――最初の生に未練を残す死者に未来への路を示す場所として存在している。

■既知関係については常時募集しています。よろしくお願いいたします!

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2017-05-14 15:03:43 +0000