「私は君をよく知らない。君も私をよく知らない。それでいい、お互い深くを知る必要なんてないんだよ。」
――九十九路の羅針盤【illust/60865485】
✥ルフレグラード
嘗て栄華を極めた歴史ある国。
数多の命を奪う武器や兵器等の軍事開発に明け暮れた結果、母たる女神の力を弱らせてしいまい死に至らしめた。
女神と入れ替わるように現れた氷の魔獣は王国から数多の命と『温度』を喰らい、国を氷の廃墟国と変え滅びを迎えた。
長年に渡る呪いとも言えるそれはオーリオールとの同盟によって解呪され国は再び再興を果たしたものの、
新たな災いが国に迫ろうとしている。
✲ 詳細・種族設定等はお手数ですがこちらをご参照ください。【illust/61258189】
<<内情>>
死したはずの女神の声、それは女神の魂の声だった。
掛け替えのない者との出会いに母から譲り受けた聞く力を開花した王は、女神の声を拾えるようになる。
晴れない空と歴代皇帝の御身に異常をきたしていた正体がついに女神の啓示によって判明する。
それは嘗て王国を滅ぼした魔獣。覚醒前のそれは現皇帝の体内から出ることが叶わず、
そのため現皇帝の心の臓を貫ければ二度目の災いを防ぐことができるという啓示が下り、
国内は皇帝の死を望む者達と、皇帝信仰を尊重して何か他に手立てはないか探そうとする者達に二分し、混乱を招いている。
それを助長さすかのように、今まで何に触れても温度を感じることのなかった肌が、
多種族の者と触れ合うと死体のように冷たい自分達の身体に人肌は熱すぎるのか火傷するように
痛みを感じ魔獣の復活が近づいていることを意味するものだと国民達の緊張は更に高まっている。
国は従来通り機能し交易も行っているが、国内の雰囲気はどこか不穏と緊張感のある空気で漂っている。
<<特産・生産・貿易等>>
・自国特有のレースや布地を使用したドレスや衣類。(リリィアーザの裁縫技術を用いてるため破れにくい)
・絢爛豪華な装飾品の受注・輸出(例:シャンデリア/ティアラ/ゴンドラ等の意匠装飾/ランプetc…
・武力の提供
・また百合の花を媒体に生成した万能薬の生産。
現在は軍事力スヴェルベルグの医療面で活用。輸出も僅かですが行っております
✦ ✦
先代皇帝:ミシュエル【illust/62289559】 母 :ソワール【illust/62254123】
弟 :エテルネル【illust/62730619】 妹 :ビジュー【illust/62715725】
✥ アリエル・アン・ノエル・ルフレグラード
26歳 | 185cm |一人称:私 二人称:(悪口じゃない方の)お前、君 <pint:75pt>
先代皇帝ミシュエルとソワールとの間に生まれた青年。人当たりのいい好青年で爽やか。
血統かそれとも体内の魔獣の影響か、生まれながらに魔力量が膨大で、百合の花を介し人の心情を読むことができる。
そのせいで王国中に添えられた百合の花から国民の己に対する本心が怒涛のように流れ込んでくる中で育った。
今でこそコントロールできるようになり聞こうと思えば可能だが、
現在は制御しているため民の声が自然と耳に入るということはない。
しかし皇帝陛下と頭を下げる一方で、心のうちでは自身の死を望んでいる国民達を目の当たりにしてきたため、
そのうち他人を心から信じることができなくなってしまった。
そのため関わる人間とは表面上だけの関係を築くようになり、
普段は親しみやすい青年であるが自身に踏み込まれると人が変わり拒絶する。
己のことを語ろうとせず相手のことも深く知ろうとしない。
自分はこの先誰かを信じれる未来なんてきっと来ないだろうと思っているため
リリィアーザに伝わる一輪の百合を受け取ることもないと思っている。
口にしないが外に出ている間が一番気が晴れるようで、
国政は母に任せ総代として他国への防衛・外交を務めながら来るべき死を待っている。
❄ * ❄ ✥ ❄ * ❄
(05/12)素敵なご縁を頂きました…!
プリーズラナータ [ ソフィラ ] 様 【illust/62847104】
存在を認められず、
生きる事を求められなかった私の元に
舞い降りたひとりの天使…
悪しきものを収める私には 彼女の存在は眩い光で
彼女と過ごした時間は 泣きたくなるほどに幸せなものだった…
Main Story:--【novel/8246196】
❄ * ❄ ✥ ❄ * ❄
2017-05-10 11:22:28 +0000