越前安嶋(現在の福井県東尋坊付近)に生息する獣。世の中が乱れたときにあらわれ、「鵺」と同じものとされることもある。大店の奉公人などの肩に取り憑き、その首を切り落として食べ、住処に連れて帰ってしまうという。取り憑かれた者の家はつぶれるため、朽屋(クチヤ)ともいう。首を切って食うことから、臨喉(リング)ともいう。あわせて、栗鼠虎朽屋臨喉(リストラクチヤリング)という。
2017-05-08 11:17:43 +0000