◆こちらの企画様【illust/60865485】にお邪魔します。
◆先代:アラクラン【illust/62223879】
◆渇いた土地に空いた大きな湖の畔、かつて義国があった土地。
湖の水は黒く澄んでおり、何処からか骨が打ち上げられる。骨を武具として扱い、また、骨を利用した占いを得手とする。
今なお遺跡が残り、其処に住み着く湖の骨を操る土着の信徒たちはクフ・アナムと呼ばれている。
外部への干渉には積極的ではないが、「他人のために生きること」を信条とし、
請われれば乞われるまま、彼らはその力を奮うことを厭わない。
◆首座 ハムルトゥアハ/??歳/女性/151cm
クフ・アナムに住んでいた物憂げな顔をした呪術師の少女。
その出生は謎に包まれている。先代首座の意志でもなく、略奪でもなく、民の意志で首座に選ばれた稀有なひと。
骨を用いた過去視の呪術を使い、路に迷う人々に助言をして旅をする。
心根は優しいが少し臆病、涙脆い。先代の知性の反動か罪悪感か、困っている相手には無条件で手を差し伸べるお人好し。
だが、その手は死人のように冷たい。
◆◆素敵な絆関係を頂きました!魂喰らいの魔女 アシュテさん【illust/63009322】
「もし、そこの方…ああいけない、大変だわ。
お連れの方を探して、いなければ天幕の中へ。さあ急いで、一刻を争います」
砂漠の真中、行き倒れたところをお連れした方は、可憐な少女の姿をしていました。
この出会いが“我々”にとって、そして何より“私”の運命を大きく変えるものであることを、その時はまだ知りませんでしたけれど。
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「ああ、目が覚めたのですね。良かった…ご気分の程はいかがですか?」
「いえ、構いません。“私”の姿が代表に足るものではないと、自覚しておりますから。
貴方は、一人で旅を?…、…いえ、少し驚きました。貴方こそ、とても可憐なお姿でいらっしゃるのに」
聞けば、彼女は“とある目的”のために旅を続けているとのことでした。
出会って数日後、彼女の口から出た旅の動向を願う申し出に、“我々”の多くは反対致しました。
―― 彼女の目的は、“我々”の意に沿うものではないと。
「治水の術、豊富な知識…お菓子作りからお茶の淹れ方まで、
貴方は私の知らないことを沢山知っているのですね。それに報いる為の術が、中々思いつきません。
…占い?それでいいのですか?…ああ、ふふ。喜んで。視るまでもなく、貴方の路は明るいものでしょうけれど」
“我々”の意見を押し切って、彼女をキャラバンに招き入れた私の判断は、決して間違いではありませんでした。
彼女は我々の知らない多くの術を知っていましたし、彼女の穏やかで不思議な空気は、キャラバンの雰囲気すら変えていくものでした。
「…私の手冷たいものです。これは死人の手。
私にあるという心ですら、過去の遺物に過ぎません。今の私には群体としての意識しかない。
貴方がそう感じるのは、私の心が暖かいと仰ってくださる、貴方の心こそが暖かいからですよ」
「ああ、それでも…なぜでしょうね。
アシュテ。貴方がそう言ってくださるから、…不思議と私の胸の辺りも、暖かく感じるのです」
彼女と過ごした時間、触れ合った手こそが、間違いようもなく“私”の芽生えでありました。
だから、私は話すのです。いつか来る我が同胞、クフ・アナムに芽生える“新たな自我”に、
『魔女のお茶会はとても素晴らしいものですよ』、と。
◆絆関係につきまして既知関係等お気軽に!
所属や性別、恋愛の有無を問わず素敵なご縁があれば幸いです。薄暗い関係も喜んで!
また、来期は必ずしも実子の投稿ではないことをご了承ください。
お返事はなるべく早くを心がけますが、~3日ほどお時間を頂く場合があります。
2017-05-05 11:32:12 +0000