【九十九路】アルニラグローブ【第三期】

みも
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✧九十九路の羅針盤【illust/60865485


「手紙を送るの。とても大切な思い出とこの気持ちを伝えたくて」
「海も山も溢れる光も大好きよ。私は陽に弱いのだけれど、それでも」
「子供の頃、よく硝子の砕ける音を聴いて眠ってた。今でも夢の中で聞こえてくる」


✧今期代表 ウィリフォリア
年齢:16歳 身長:155cm 一人称:私 二人称:君
羅針盤:明星 50pt[強靭:3 知能:15 器用:13 機敏:4 幸運:13]

祓花翅の男性と、アルニラグローブの長の女性との間に生まれた娘。
夫を支えるためにと森を離れた母に代わり、アルニラグローブの長となった。
元々勉強家で、興味のあることを自分で調べたりいろんな本を読んだりはしてきたものの、
まだまだ人の上に立つ、ということに於いては慣れず周りの助けを借りながら奮闘中。
弱音を吐いてはいけないと人前では穏やかに微笑み、前向きに振る舞うことに努めている。
ツァベク=シュカルの代表となり人々を導く姉を敬愛しているが、
その一方でなかなか会えなくなってしまったことをさみしく思っている。
甘い焼き菓子が好き。家族から時折送られてくる翠香風を楽しみにしている。
また筆まめで、手紙をよく家族に送ったり、家族からの手紙を読みふける姿が見られる。

母から受け継いだ運命を見通す力は弱くなってしまっているが、
石や貝を使った占いは当たると評判。
教えられながら自分で作った叶石に込めた願いは、まだ誰にも教えていない。

✧前期代表 ラピス【illust/61917192
『母さま。よぞらの瞳のひと。
愛するひとのため、森を離れる覚悟をしたこととても勇気あることと思います』

 前期お相手 ロウケシ様【illust/62092713
『父さま。空近き地の、緑風纏うひと。
優しい陽の匂い、ガラスの葉の砕ける音。それがたまらなく恋しくなるときがあります』
「お父さん、足の加減はどう?私は離れた場所にいるけれど、できることがあったら何でも言ってね」

 今期お相手 ペルマキア様【illust/62577950
『美しく気高い私のあねさま。想えばあなたのようになれたらと背を追いかけてばかりでした』
「お姉ちゃん、私も頑張るね。寂しいけど大丈夫、大丈夫よ」


✧海漂森珠アルニラグローブ
ウィリフォリアがまず代表になり始めたことは、
今までは各自で行われていた森の外に出ることに対する段取りを一族で取り決め行うことであった。
各々で森の外で行っていた換金を海を渡る前に行い、
また交易目的での渡航も増えたために交易ルートの確立に奔走し、森の民や商人などがより安定して行き来できるようにした。

先代の代表がツァベク=シュカルの土廻の司と絆を結んだことにより農業が少しずつ発展し、実を結び始めている。
日当たりの良い森の外側や上部の空いたスペースに木製のプランターを並べ、野菜や果実が作られるようになった。
また、ともに伝わったガラス細工も、元来よりある真珠・螺鈿の加工技術と合わさって日用品から嗜好品まで幅広く作られるようになった。

ほとんど日の差さない、薄暗い森も今では至る所に飾られたガラス細工がわずかな木漏れ日も集めてきらめき、
集落やその近辺の人の生活域は明るくなってきた。
通り道となる大きな木の幹には同じくガラス細工で作られた照明が設置され、
訪れる人を優しく出向かるように照らしている。

✧絆について
素敵なご縁を結ばせていただきました!
花酔いの一座リアンノード 四代目座長レベッカ様【illust/62575257

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故郷であるツァベク=シュカルへ出向いたその帰りのこと。
いつもの賑やかな港町が少し浮ついたような、華やいだような空気になっている。

人だかりの中心に、その女の子は満面の笑みで堂々と立っていた。
私は少しでも良く見たくて、日除けに被っていた外套のフードを外して背伸びをした。
するとこの真珠の髪が光を反射して気になったのか、彼女がこちらを見やる。

ぱちり。目が合う。

花の蜜を集めて陽に透かしたような色の瞳。素直に可愛いな、と思った。
気が付くと人混みをかき分けて声をかけていた。

「ねえ君、旅の一座をしているの?ぜひ私たちの森にも来てほしいな。精いっぱいもてなすから」

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『あの時は思わず勢いで誘ってしまったけれど、大丈夫だったかしら?
この間はありがとう。私も、森の民たちもとっても新鮮で、まるで夢のようなひと時でした。
またぜひ、アルニラグローブへ来てください。みんなでお待ちしています』

「君のことを想いながら、アクセサリーを作ったの。
真珠やガラスが光を集めてとても綺麗だから、ぜひ興行の時に付けてほしいな」

「とびきり明るくて、優しくって、まるで春の陽気、のような。
日陰で生きる私には似合わないひとなのかしら、と不安に思うときもある」

「私の願いごと。誰にも言えなかった秘密の想い。君に私の心ごと打ち明けてみたい。」
「笑わないで聞いてくれる?あのね、私は本当は自信なんてこれっぽっちもなくて、大丈夫って笑顔で答えて心で泣いていたわ」
「そんな私だけどいつか広い世界を見てみたい。一瞬だっていい。色んなものを投げ出して、自由に!」

「きっと私の一生の中で一番のわがままを言うわ。
ねえレベッカ、君の人生を私にください。女の子どうしだけど、そんなことは構わないの。
私があなたのリボンを切ってしまうように、私も君のために心を、この身体も運命だって捧げましょう」


✧不備等ございましたらご連絡お願いいたします。

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2017-04-25 14:43:11 +0000