ずっとみたいと思っていてやっとみれました。
声優陣が豪華で、キャラたちの生きている感じが伝わってきましたね・・・。作画の安定感も映画ならではでした。
「やっぱり君はそこにいるんだな」が好きすぎて何度もあのシーン見ました。正直結末はびっくりしましたね。名前から、ワトソンが最後ホームズと出会って、これからを過ごしていくんだろうということは分かっていたのですが、問題はフライデーですよ。まさかああいうオチとは・・・。
ザ・ワンを倒す寸前、出会ったフライデーは、あの空間だからこそはっきりと「フライデー」として存在できたのだとすると、ワトソンの「そこにいるんだな」という台詞は半分アタリで半分ハズレなのかな・・・とも考えてしまいますが、きっとフライデーの魂はそこにあるんだろうなとは感じています。
結果的に意思や言葉を得たフライデーは、もはやワトソンの友人であるフライデーではないのかもしれませんが、それでもそこにフライデーの魂は確かに存在したんだなと思うと泣けました。
ワトソンは21グラムの魂を、フライデーが生きていた頃は(彼と一緒に)探し求めていたのかもしれませんが、フライデーが死んでしまってからは、彼の目的は21グラムの魂を証明することよりも、フライデーともう一度会いたいっていうそれだけだったのかなと思うと切ないです。それが結果的に証明することに繋がっていたというだけで。
確かにバーナビ―たちが抱いたような気が狂った青年なのかもしれないと、映画の中盤ぐらいまでは思っていて、実際友人を屍者にできるのだから並みの精神では・・・と今でも思っているのですけど、置いていかれたことを寂しいと感じていたワトソンを見て、彼の異常性みたいなものは、ある意味正常のようにも思えました。
ワトソンにとってもフライデーは大切で、フライデーにとってもワトソンは大切だったのかもしれませんね。
正直友人にこんなことを託すフライデーは何を考えていたのだろう、と疑問に思っていたのですが、映画の終盤、ワトソンと共にザ・ワンを倒したフライデーを見て、フライデーは死んだあともワトソンに会いたかったのかもしれないなと思いました。
そうだったら何それ切ない・・・。
フライデーも実は、証明することよりもワトソンに会いたい気持ちがあったからこそ自分の死体を使えと言ったのだと思うと疑問も晴れました。あくまで個人的な見解ですが。
ワトソンとフライデーの狂おしいともいえる友情がツボでした・・・。
2017-04-06 10:34:40 +0000