【九十九路】虚飾の繁栄都市ヘクス・イム【第三期】

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■九十九路の羅針盤【illust/60865485

■先代皇帝:クレイオス【illust/61228115
先代絆:リトラットリブロ/ネーヴェ=ウィチェロさん【illust/61769063
先代絆当代:リトラットリブロ/セレーノ=ウィチェロ【illust/62682662
■国の変化について
・魔道機械の導入
公共工事に使われていた機械兵に魔道行路を組む事でより精密な動きが出来るようになる。
ひとつの街を大々的に工事し、「擬似天候システム」を作り上げる。
決まった時間に空からお菓子が降ってくるテーマパークのような街で、観光客で賑わっている模様。
ゆくゆくは国全体を天候システムで操作するという案も出ているらしいが、そこまでの技術力はない。

・市民文化の変化
自然主義から人工主義へと移行しつつある。奴隷を使うよりも機械の方が効率がいいと言う気運があがりはじめる。
もちろん反発する民も少なくはない。(裕福な貴族等でないと完全に生活から奴隷を排除する事は難しいが)
あくまで人の手による優雅な生活こそがヘクス・イムの文化であると彼らは口にするのだ。

奴隷は変わらず人々の生活に根付いてはいるが、
仕事を機械兵に奪われる結果となり仕事のなくなった奴隷が貧民街を形成しつつある。
とはいえ民全体の生活水準は60年前より遙かに上がっている。
健康に気を使う民が増え、以前のような堕落的な食事をする者は一般市民や貴族の中でも大分少なくなった。

■名前:メルテウス(22歳/男/191cm/俺/君/呼び捨て、穏やかな口調)
先代皇帝クレイオスとリトラットリブロの代表ネーヴェの子。
メルテウスは考え行動する者という意味。
先代皇帝は体調不良を理由とし47歳になった際に退位し、現皇帝が冠位する事になった。
(彼の近しい友人は「あれは体調不良ではなく技師としてもっと勉強をしたいだけだと記している」)

礼儀正しく真面目、受け答えを簡潔にする話し方のせいで冷たくに見えるが、
とりとめのない会話や無駄口を叩くというのが苦手なだけ。
考えてから発言する為会話が少しズレる。
どちらかというと、自分から話題を提供するよりも他人の話を聞いている方が好き。
両親が機械の事を話しているのが好きな子供であった。
機械以外の話も好き。その人の日常等色々なことを聞きたがる。

本人は機械オタクではあるものの、自分で作る方よりは歯車など内部構造が動いてるのをじっと見てたりバラして理解するのが好きなオタク。
また、健康オタクで自身も薬師が調合した精油をアロマパイプに垂らして吸っている。
人工甘味料よりも果物の甘さが好き。

■素敵なご縁を頂きました!
神がかりの国 オーリオール/エストファーネさん【illust/62219685
(技術提供・婚姻)
新たに観光業を始める事となったヘクス・イム。美しい風景で観光客に有名なオーリオールを参考にすべく、連絡を取るのであった。

「はじめまして、レディ・エストファーネ。この度はこちらのお願いを聞き入れて下さって有難うございます。
俺たちの国では今観光業を発展させたいと思っております。その為にも名高き貴国の美しい街並み、是非学ばせて頂きたく。
訪れる方々を惹きつける理由を勉強させて頂ければばと。」
「お恥ずかしい話ですが、かつて奴隷として接収した民達の仕事が文化の発展により仕事を奪われつつあります。
その者達の為にも、新たな働き口を作ってやらねばならないのです。その為に今回貴女の国に連絡を取った、という訳です。」
「……なるほど、美しい街並みだ。旅人や観光客の間で話題になるのも頷けます。今日は案内有難う御座いました、レディ・エストファーネ。
ご迷惑かと思いますが、またオーリオールを訪れたいと思います。身辺を騒がせるかと思いますが、何卒ご容赦下さい。それでは」
***
『こんにちは、(季節の挨拶の為中略)先日は来訪を許可して下さり有難うございました。おかげで自国に篭っているだけでは解らなかった問題点が解ったような気がします。(仕事の話の為中略)
もし、宜しければですがレディのご都合が良い時に我が国にもいらして下さい。貴国のように整備された美しさ、は一部しかありませんが、自然の美しさはあるかと思います。
日々の政務でお疲れだと思います、休憩がてらきて頂ければ。
気に入って頂けるか解りませんが、先日収穫した果物が立派なものでしたので召上って下さい。熟れ過ぎたらジャムにしても美味しいのではないかと、仕事以外の話をして申し訳ありません。それでは』

『……先日は来訪有難うございました。あの日はとても晴れており、暑かったので体調を崩されてないか?と少し心配しています。川辺は少しは涼しかったと思うので、大事ないと良いのですが。
秋口にまた、オーリオールに伺いたいと思ってます。秋のそちらもきっと美しい風景なのでしょうね。今からとても楽しみにしています。
秋になったらブドウが丁度美味しい頃です。お土産に持って伺います、それでは』
******
こうしてオーリオールとの交流を深めて行くヘクス・イム。幾ばくかの月日は経ち…。
「ファニー、久しぶりだね。……また少し大きくなったのかな、前よりも顔が近いような気がする。あ、ヒール……。成程、益々女の子らしくなったんだね。」
(子供だと思っていたけど、どんどん大人らしくなっていくんだな……。また次に会う時は、もっと綺麗になるのだろう)
美しく少女として成長する彼女に、兄のような気持ちから少しずつ思いは変わり始め……
(…不思議だ、前よりも彼女の事を考える事が増えた。……次の手紙は、何時帰ってくるかな)
***
「最初に会った時はこんな小さくて、この子が一国を背負うのかと少し心配もしたけど、今はもう立派に神子としてやっているようだね。
君と出会って数年なのに、成長が早くてその、凄く驚いた。それにその、ずいぶんと綺麗になった」
「君は俺の事を兄としてみているかもしれないけど、自信をつけて綺麗になっていく君をに、その…惹かれているんだ。
君を妃にしたい。勿論君にも役割があるのは知っているから、それが全て終わってからでいい。そうしたら俺の許へ来てくれないか」

既知関係も募集しております。仲良くしたりギスギスしたりしてください。よろしくお願いいたします!

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2017-04-01 14:49:53 +0000