【月落】長谷川 親寿【人間】

希崎
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素敵企画様
満月の落し物【illust/61104410】※R15

「息はある、か……。怖がらなくていい、僕は君の敵じゃない。もう大丈夫、僕が助けてあげるからね。
 ……だから、死んではだめだよ」

二人目失礼します。
◆長谷川 親寿(ハセガワ チカヒサ)
 人間/男/43歳/180cm/カフェの料理スタッフ
 一人称:僕、おじさん 二人称:お嬢ちゃん、坊ちゃん、お兄さん、お姉さん、君、アンタ、等

 五年前に妻と娘を亡くしてしまった元既婚者のおじさん。
 死んでしまおうと思った時に年配の紳士に「捨てる命ならばうちの店で働かないかい?」と声を掛けられ、それが縁で会社を辞めて紳士が経営する小さなカフェで現在まで働いている。
 もともと料理はおおざっぱな物しか作れなかったが、紳士に「君、料理担当ね」って言われてしまったので、めっちゃ練習して美味しい料理を作れるようにした。
 現在はスイーツまで作れるようになるまで成長するなど、割と勤勉である。
 性格はおおらかで御人好し。人に心配をかけるのは嫌がるが、人が見ていないところでは自分を蔑にしてしまう。
 妻と娘を失った悲しみから立ち直っているように振る舞うがその悲しみは深く、生きる事に息苦しさを覚えている。

 満月の晩、怪我をしている動物を見て見ぬふりをして見捨てる事など出来ず、元気になるまで面倒を見ようと拾うことになる。

◆素敵な御縁を頂き、拾わせて頂きました。
 ジギタリスさん【illust/61847659
 
 お伽噺のような話だ。
 満月の夜に助けた犬は、人間の女性になれる狼だったなんて。
 こんな話誰が信じるって? 実際僕だってまだ信じられないよ。

「……君を助けることを選んだのは僕自身だからね。巻き込まれた、とかはよく分からないけど、傷が癒えるまではここにいるといい。怪我をしている女の子を放り出すなんてことは出来ないからね」
「大げさだな君は。大した物ではないんだよ。……ああ、だけど、こんな風に面と向かって僕の料理を美味しいと言ってくれたのは……いや、なんでもないよ」
「それはいいが、いったい何を育てるんだい?……そうか、秘密か……。ベランダに、枯れたしまって放置してある植木鉢が何個かあるから使っても構わない。埃を被っているが水差しもその辺りに……ん?ああ、妻が……花を育てるのが好きだったんだ……。彼女が大切に育てていたのに、僕は…………いや、うっかり全部枯らしてしまったんだ。情けないね」

「……君が来てから、誰かといる温かさを思い出してしまった……。僕は、けして強い人間ではないから……また、ひとりになってしまうのが、今は怖くて仕方がないんだ……」
「本当に僕はずるい男だね……。君の優しさに付け込んで、甘えてしまっているんだ。本当に、ずるくて情けなくて、どうしようもなく酷い男だ……」

「ジギタリス、君が傍にいてくれるなら……もう少しだけ、生きてみるのも悪くない」


◆申請について
 拾得関係は同性異性関係なくキャラ同士の相性を重視させて頂きたく思います。
 恋愛関係の対応は拾得関係の方のみ対応させて頂きますのでご了承ください。
 ただ今でも亡くなった奥さんを愛していますので、なかなか難しいところかもしれませんがご希望がありましたらご相談ください。

 また交流はなかなかできない可能性がありますのでご了承ください。
 拾得恋愛関係以外のお友達などの関係も募集しておりますのでメッセージして頂けますと嬉しいです。
 頂いたメッセージには即日~三日程で対応させて頂きます。
 また三日経っても返信がない場合や、申請のメッセージに関しては一日経ってもタグの変更がされない場合など、エラーで届いていない可能性がありますのでメッセージを再送して頂けるとありがたいです。

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◆どうぞよろしくお願いいたします。
◆キャプション随時編集……

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2017-03-13 19:03:25 +0000