♪【九十九路の羅針盤】(illust/60865485)に2家系目で参加します。
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♪祝福のディーヴァ(トゥータ・アムネシア)
♪18歳/女性/154cm
♪羅針盤:月光
♪ポイント:15pt(強靭:0 知能:0 器用:0 機敏:0 幸運:15)
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♪祝福のディーヴァ
契約した者の幸福と繁栄を約束する祝福の歌の歌い手。
少女が代々ディーヴァの力とガラスの青い翼を受け継ぎ、祝福を与えたいと心から思える相手と出会えた時に契約を行いそのたったひとりの為に祝福の歌を歌う。そのたったひとりが国の代表であった場合必然的にその国の幸福と繁栄を約束する力がある。
契約時に契約の歌を歌い、祝福の歌を三日三晩をかけて歌い切るとほとんどの力と寿命を失う。寿命が尽きる前に自分が認めた少女に継承の歌を歌いディーヴァの力とガラスの青い翼を引き継ぐ。引き継いだ少女は祝福のディーヴァの歌と力、そしてガラスの青い翼を受け取りまたたったひとりの誰かの為に歌う為契約者を探す旅に出る。
その他詳細→novel/7943670
♪トゥータ・アムネシア
14歳で先代ディーヴァから力と翼を受け継いだ少女。住んでいた国を後にして誰かの為に歌う事を夢見ている。
祝福の歌が自身の寿命を大きく削る事は理解しているが、それを幸福だと信じている。昔から歌う事が大好きで、ディーヴァの力は関係無く酒場や広場などで歌う事で収入を得て旅を続けている。自身はディーヴァの力で守られている為非常に楽天家
「ねえそこのあなた!私の歌を聞いていってちょうだい!」
「私を不幸だと思うの?そう、私はこんなに幸せな生き方って無いって思っているの」
♪素敵な絆を結ばせていただきました
【聖白国】聖 檡途 秦夢さん(illust/61948335)……契約・婚姻
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「タクミさんがどうして私を見つけてくれたのかずっと不思議だったんです。この翼だったのか国の人々と違う服だったのか、それとも私の黒い髪だったのか」
そう言ってトゥータは自分の髪をぽんぽんと弾みをつけて触れた。この国で最も尊い髪色をした王を、この国で最も暗い髪色をしたトゥータがじっと見つめ、それからすぐに笑った。理由なんてなんだって良いのだ。今こうして傍にいられるのなら、きっかけなどなんだって。
「今日ね、小さな女の子に歌を教えて欲しいって言われたんです。髪の色が透けるようなブロンドの子だった……すぐにお母さんに手を引かれて行ってしまったけど、嬉しかったなあ」
この国の王である彼の傍にいることを許されはしたが、この国の民がトゥータを受け入れたわけでは無い。それはそうだ、真白き尊い王の家系に真っ黒な染みが入り込む。白い色に黒が混ざれば、濁ってしまう。この国でそれを容認出来ない者が大勢いることは分かっていたし、街へ出れば遠巻きに、直接的にトゥータを糾弾する者は少なくない。だが、トゥータはこの国の王であり、契約を交わした者であり、夫となった男を信じていた。彼の汚点になる事を恐れはしたが、彼の傍にいることを自分が恥じてはならないとも思っていたのだ。この黒い髪と、そしておそらく長くは共に歩めないであろう自分をそれでも受け入れてくれた男のその選択を、トゥータはただ幸せとして受け入れていた。
いつかきっとわかってもらえる日がくる。たとえ自分が死した後の事であっても、いつかきっと。だからこそ、未だ自分を受け入れてはくれないこの国の為トゥータは身を捧げる準備が出来ていた。彼の望みがこの国の為であるのなら、それを叶える事がトゥータの幸せであり、この瞬間の為あの日から生きてきたのだから。ディーヴァを継いだことに後悔は無かった。もし継がなければ今この時は訪れなかったのだから。
「タクミさん、ちゃんと聞いていてくださいね?途中で眠ってしまっても、お腹が空いても構わないから、最後まで聞いていてね。私の歌を」
その歌をトゥータは一度も歌った事は無い。聞いたことも無かったが、不思議と知っていた。この翼を引き継いだ時にトゥータはこの特別な歌を知ったのだ。一生に一度だけ歌うこの歌を。
透き通る青い翼を大きく広げ、祝福のディーヴァは歌いだす。たったひとりの為に。
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2017-03-11 12:41:02 +0000