※評価不要です
昭和事件録 illust/61105176
◆素敵な企画に参加させていただきます
☆掛咲 雛乃(カケザキ ヒナノ)/15歳/学生/154cm/
一人称:私/二人称:君、名前呼び捨てorさん付け
やんちゃすぎてひねくれた女の子
☆☆3/12**貴方が私を見つけてくれました☆☆
■恋をした探偵さん
本矢坂 春さん(本矢坂さん→春)【illust/61736253】
「おっ、見つけたか〜!今回は早かったね、探偵さん♪」
探偵さんが伸ばす手をすり抜けて、走り抜けた。
探偵さんが見えなくなった頃には、寂しくなった。
犯行が終わった頃には、もう会いたくなった。
“さて、次は何を隠そうかな?”
それは歪んだ、恋のお話。
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「うわぁっ!?も、本矢坂さん!!びっくりした…うんそう、サボりサボり。学校つまんないんだもん」
「あはは、傷だらけじゃん。にゃんこ、あんまりこの人をいじめちゃダメだぞ〜…お、素直だねお前。本矢坂さん、もう大丈夫ぽいよ!」
「その本見たことあるかも。確か家の書斎で…あ、あの、よければ今度来る?」
(びっくりした、今ちょっと、近かった…!)
素朴で、優しくて、少し危うい人。遠くから見てるだけで幸せだった。
けどたまにお話するようになって、それだけじゃ足りなくなって
溢れる気持ちがもうずっと抑えきれなくて。
でも、でもだめだ。伝えられない。
だって彼は、私がガサツなことも、いつも学校サボることも、それで周りから呆れられてることも知ってるんだ。知ってるんだよ。
でも、それが私なんだもん、仕方ないんだもん。
私はいい子にはなれない。だから、繰り返してしまうの。
「…ねえ、悪い子は嫌い?本矢坂さん…。…ううん、何でもない!忘れて」
私は悪にならないと、彼の特別にはなれないから。
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私と君との間に、風が吹く。この事件の潮時。
やっぱり君は、私に気づいてしまった。気づいてくれた。
「突き放したりしないの…?私、悪い子だよ、わるいことしたんだよ…?」
君の優しさが、痛いほどに染み渡って ああ、私 伝えなくちゃ
私の言葉を発するのを、君が待ってくれている 優しい風が吹いた
涙が溢れて、止まらないや…
「…目を奪われるのも、名前で呼べないのも、一緒にいたいと思うのも、…こんなことして!気を引きたい、って、思っちゃうのも…追いかけてもらえて嬉しいのも、捕まるのが怖かったのも、やめれなかったのも、全部全部…ぜんぶ…っ!ごめんなさい、好きです、本矢坂さん、っ好きなんです…ごめんなさい…!」
私の悪は、とっても優しい春風に防がれた
「ありがとう、春。…見つかっちゃった!」
☆☆
☆関係者様
双子の妹:掛咲 姫乃ちゃん【illust/61760602】
「あ、ひめ!学校お疲れ~!頑張っている君には飴ちゃんをあげよう!」
「ひめは泣き虫なんだから…ううん違うや。私が泣かしてるんだよね、ごめんご」
(私はひめみたいな良い子にはなれないの)
事件の被害者:桜ヶ丘 聖司さん【illust/61783250】
「せーじさんっ!かまちょかまちょ!ねえそれどんなお薬??」
「にしし、薬瓶1つ拝借~~♪どこに隠そっかなあ。…金平糖の瓶と似てる!」
☆何か問題がありましたら
お手数ですがメッセージかTwitter【twitter/kikaku_natumiya】までお願い致します。
☆素敵なご縁がありますように!よろしくお願い致します!
2017-03-05 13:06:51 +0000