九十九路の羅針盤【illust/60865485】
◇イナミナ 女/19歳
明星の羅針盤 10pt [強靭:0 知能:1 器用:0 機敏:0 幸運:9]
◆渦宙の流民(かちゅうのるみん)
遠い昔に遠い所からこの地に流れ着いた人々。渦宙族とも。
山間部に里を築いてから長い時が経っており、姿形は馴染んで久しいが、
夜空を移す瞳、重力に逆らう歩みと敏感な触角が今なおその血に残っている。
これという特産はないが、谷底の「船」に多くの機構が残っており、
そのエネルギイを流用して作られた工芸品は、青く発光し、鋭く、浮遊する性質を持つ。
織布や建築は白を基調として、幾何学的な紋様を描く。
里の渦宙料理は非常に美味だが、秘伝の青く輝くソースには痺れるような辛さがある。
里の外の者にとっては気が遠くなるほど辛い。
また、さすらう性質があり、若いうちに里を出て行く者が多い。
不思議と、その子ほど里に戻って来る。行きて帰る人々である。
◆イナミナ
当代随一の「あんてな」で、いつも異なことを口走り、文字通り地に足がつかない。
月に一度星瓶を覗き、星図を書き留める。四季に一度預言をする。
料理好き。食べるのも作るのも。
里から出たくてしょうがないのだが、「あんてな」である以上出られない。わかっている。何もかも。
前髪のあの長い部分は、動かせる。力はないが、巻き付けることはできる。
触れた者の感情をわずかに読み取る、敏感な器官である。渦宙族は皆持っているが、概ねのそれは短い。
◆あんてな
渦宙の流民の、――巫子のような存在。世代に一人か、多ければ数人出る。
幾久しい時が流れても「いつか帰ろう」の意志が脳を刺す。遠い星に呼ばれている。
帰る道を記し、星の言葉を語る。
ようは星の引力の影響が大きいのだ。
我が意に添わず口から言葉が漏れ、体は天に吊られたように足取りもおぼつかない。
”これでは外では暮らしていけない”が、里の総意である。多くの場合、本人にとっても。
なので特別な仕事がある。我儘を言えばきいてやる。里の者で守りながら生きていく。
あんてな。暗天拿。星の仔。取られた子。
◇素敵なご縁を頂きました!(2/24)
常空の国ミグラル エンジュ様【illust/61508282】
鳥と共に空さすらい行く人々と、星を写し宙さすらい来た人々の幾星霜。失われて久しい過去の遺物たち。
謎は多くあれど、19の娘が望み焦がれるのはただ一人。其は自由の代名詞、懐かしい顔の幼馴染。
novel/8039187
◇既知関係随時歓迎です。
所属については普通の民でも「あんてな」でも歓迎です。
設定上で生活を制限されていますがキャラクター自身の行動を制限するものではありません。
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2017-02-12 14:07:50 +0000