此方【illust/60865485】の素敵な企画にお邪魔させて頂きます
人は彼を「白紙の本」と呼び、誰かは「インク」だと読んだ。
彼の体は真っ白な紙で出来ており、彼の血液はインクでできている。
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素敵な絆を結ばせて頂きました
絵本の国 ピロスビブロフ
代表 ソルシエールさん【illust/61283472】
彼の体に記される言葉の多く、影は多くの事を書き込んでいく
本日の献立、隣の家がどうだ、あそこの国の情勢は、あそこの魔法使いが
役に立たない知識など何一つとしてない、彼は本だから
そんな彼は自身の体に書き込まれた一つの事を見つける「絵本の国」
そのたった一つの言葉に彼は目を輝かせる、グラスアイがまるで本物の瞳の様に輝いた瞬間だった。
「すごいすごーい、ここが絵本の国?
本当に本の中にはいれるんだねぇ、すごいねぇ
きみがここの、えーと…おうさま?じゃあ一番えらいえらいなんだねー」
「ぼくはアンクル、魔法使いからねうまれたの
ぼくは本で人形で、インクだよーだからこの国にきたかったんだー」
「ソルシエール…?名前覚えたよ、まってね体にかいちゃうから
大切な事、おぼえておかないと」
「みんなあうと、いつも同じ言葉を言ってくるねなんで?
…せりふ?台詞だからいつも同じ言葉なの?ふしぎー」
「ぼくの魔法はインクを作るんだけどね、きょうは
ソルシエールにインクをつくってきたんだよ、この前
林檎を見せてくれたでしょう?ソルシエールの髪の毛と杖の先の色に見えたから
りんごのかじゅうから作ったんだよ、えっへん」
彼女から学び、彼女と過ごす日々は旅に出て短い間ではあった物の
旅の中で得た物よりも多く、そしてアンクルのページを忙しなく埋めていく物でした
ただの本であり人形であるアンクルの心を作り上げるには十分すぎる出会い
そして魔法使いが夢見た「自我」という物が芽生える大きな第一歩でした
「最近言葉がしっかりしてきた?えへへ色んな事教えてもらったから
言葉もきっちり話せるようになったんだよ」
「林檎ってどんな味?なんで今更きくのって?少しねやりたいことがあるんだ」
「あのね、僕まだまだ空白が沢山あるからきっと
もっと学ばなきゃいけない事沢山あるけどね、僕ね
ソルシエールが前話してくれた「人生の友」って存在になりたい
なんでだろう、ここ最近そればかりなんだ」
「あの人に言われたからじゃない、きっとこれ僕の意思で僕の考え
僕はソルシエールの為の本になりたい、僕がある限り多くの事を残したい
出来ればその先で、ソルシエールと僕の記憶を残した本を残したい
そう思うんだ、何でも屋さんの君に頼みたい、手伝ってほしいんだ」
後に彼は自分が一冊の本になるまでの時間を絵本の国の登場人物であり
国の代表である彼女と共に自身の体に多くの事を描き続けました
つきることのないインクで毎日毎日書き続けるその日々は
自我を持った本にとっての大きな道であり、長い旅の始まりでした
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白紙の本:アンクル(愛称:アル)
明星の羅針盤 10 ( 強靱:0 / 知能:10 / 器用:0 / 機敏:0 / 幸運:0 )
身長:165㎝ 性別:中性
年齢:5歳 一人称:僕 二人称:呼び捨て
「きょうはどこにいこうかなぁ、昨日書き込んだ地図のばしょ?
うーん、どうしようなやむ」
「ぼくは本だよ、人形で、本で、インクだよ」
「ぼくはね、次の本を探さないといけないの次の白紙の本」
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一人の魔法使いが自我を持つ真っ白な本を見たいと願い
インクと白紙の分厚い本、そして一体の人形に魔法をかけ、生まれた存在。
アンクルの影は全てインクへと変わり、触れる液体もまたインクへと変わる。
学んだ事、見た事は全て自身の体にインクで書き記し体内へと溜めていく。
体に書かれた文字はすぐに体内に吸収されるため残る事はない。
影から生まれるはアンクルの見た事を記録する小さな妖精たち。
紙に書かれた物をそのまま剥がしたように薄く、影の中を移動し様々な物を描く。
アンクルの傍でよく何かを描いており、アンクルの足元の影は常に様々な形に変化していく。
生みの親である魔法使いに多くの事を学んできたが
小さな家の中では、白紙の本はけして埋まらないこと
人形の器時代は30年程度しかもたない為、自身の意思で次の「本」を生み出してほしいと考え旅立たせることに。
性格は幼く、知識に貪欲。つたない言葉で喋り、時には旅先で騙されたことも。
現在体の中に刻まれた知識は「基本的な生活の仕方」「今日の魔法で簡単お薬クッキング」などなど
→アンクルの使える魔法
・自身の影と液体をインクへと変える魔法
ペンの先にひたすことで初めて紙や物に書き込める
魔法伝達力が高いインクであり、魔法の書や魔法陣を書く際に最適
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◆お友達や幼馴染、その他既知関係につきましては、
よろしければお気軽にお声かけくださいませ。
何か問題点・不備等ありましたら、お手数をおかけしますがご連絡お願いいたします。
※キャプション随時更新
2017-02-03 06:24:59 +0000