【九十九路】アディス【第一期】

まちか
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【企画】九十九路の羅針盤【illust/60865485】に参加させていただきます。
(3/1 23時過ぎ、メッセージを送信いたしました。ありがとうございました…!)

【名前】アディス
【年齢】外見年齢10歳、実年齢0歳
【性別】無性
【身長】137cm
【羅針盤】太陽:10pt(強靭7/知能0/器用0/機敏3/幸運0)

□天使(アンドロイド) アディス
穏やかな世界に退屈する戦神が暇つぶしで創った神造人間。
戦を起こすように設定され二言目には戦いを迫る。つまり脳筋。
最強の兵器を名乗るが、創りたての未完成品のため強さは人に毛が生えた程度。
戦略などの知識もからっきしで、戦力としてはほとんど使い物にならない。つまりポンコツ。
偉そうな口調で高圧的な態度をとるが、一方で言われたことは信じる無垢(無知)な面も。
自分を兵器として認める者には誠意を持って尽くす。
ときどき神からアップデートされる他、アディス自身も経験を生かし学習していく。

「ワレこそはカミがつくりしサイキョウのヘイキ、アディスだぞ!
 さあ、ワレをつかいイクサをするのだ!」
「なに、ニンゲンとかわらんだと!? このオロカモノめ!
 たしかにカベははしれぬが、ホウゲキもできぬが……ウヌ……。
 し、しかしウデズモウとやらではマケナシだったのだ! ワレはつよいのだ!」
「まて、ワレはソウジなぞをするためにミチをやってきたのではないぞ!?」

□2/4 大切な絆を結ぶことができました!
トガさん【illust/61214461

「ワレのナはアディス! カミがつくりしサイキョウのヘイキだ! オヌシ、このモリにヒトはおるか? ワレをつかいイクサをさせたいのだ!」
生まれたばかりのアンドロイドは、森の青年に尋ねました。
青年は不思議そうにアディスを見返しました。
「ヌッ!? さてはオヌシ、ワレがちいさいからあなどっておるな? ワレは! つよいのだぞ!」
と、ポンコツのアンドロイドは拙いシャドーボクシングを始め、青年を威嚇し始めました。
その様子を見た寡黙な青年も、また態度を改めます。

そうして、二人は向き合い握りこぶしを作りました。
思うことは一つです。
――『殴れば解決する。』
彼らは“脳筋”でした。



「まけたのだ!!!!」
アディスは青年に手も足も出ませんでした。闇雲に突っ込んでは青年にいなされ、何度も繰り返す内に日も彼方へ沈んでいました。
アディスはとても驚いていました。
「サイキョウのヘイキなのに、まけたのだ!! ワレはサイキョウじゃなかったのだ!」
傷つく様子もなく、知らない世界を知りただただ驚いていました。
生まれたばかりのアディスにとって、それは初めての出来事だったのです。
「ならば、オヌシがサイキョウなのか? オヌシ、ナはなんというのだ」
青年は、『トガ』と名乗りました。
「ウヌ……トガ! オヌシはサイキョウでいいヤツなのだ! オヌシはワレとイクサをした。ワレはそれだけでもうれしかったのだ!」
「だが、トガはワレにかった! トガはすごいヤツだ! ユエにワレはつよくなるため、このモリできたえサイキョウのトガをこえるのだ!!」
アディスはまくし立てました。彼の中では既に決まったことでした。アディスはトガに、尊敬の念を抱いていました。

そして、彼らの不思議な共同生活は始まります。
「ユウハンとはなんだ? ヌゥ、クイモノのことか……ワレにショクジはいらぬといわれておるが、くえぬワケではないようなのだ」
「ユエにトガ! ワレにユウハンをくわせるのだ!」
「う……うまいのだーっ!!」
初めての食事は、アディスをまたまた驚かせました。
肉と野菜を煮込んだ温かなスープは、用無しだった味覚を刺激して、アンドロイドの身体にも深く染み渡るようでした。
「トガ、きめたぞ! ワレはこれよりサンショクかかさずたべるのだ!」
アディスは食事が楽しみになりました。戦いと同じくらい、食事が大好きになりました。



「アップデートされたのだ! トガよ、ショウブだ!」
アディスはときどき神からのアップデート、もとい調整を受けます。
神から調整されるたび、アディスは速く強くなっていきました。
アディス自身もトガのアドバイスで、前よりも考えて戦えるようになりました。
二人の実力は、少しずつ拮抗していきました。

やがて年月が流れ。
アディスがトガを打ち倒し。
「強くなったな」と、トガが優しくアディスの頭を撫でて。
お祝いに大好物のクリームシチューを作ってもらった、その翌日。

彼らの住む湖国ラグナエリモスを揺るがす、大きな出来事が起きました。

――他国との戦争が勃発したのです。



「イクサだ! ワレをつかうときがきたぞ!!」
喜び飛び跳ねるアディスと対照に、トガは固い表情を浮かべました。
アディスは、ある話を思い出しました。
「テキをたおせば、イロがぬけてしまうからか?」
鍛錬中にトガから聞いた、この国の一族の呪いでした。
「ワレは、イロなどどうでもいいとおもうのだ。むしろイロがないヤツほどつよいのだ。ミナよりイロのないトガは、サイコウにイカしてるのだ!」
人々が聞けば残酷とも思うその言葉も、アディスにとっては心からの賞賛に違いありません。
「タニンのイロがシンパイならば、ワレとトガでソヤツらのぶんもたおしてやればよいのだ! ワレとトガならカンタンなのだ!」

「なぜならワレラは、サイキョウなのだ!!」

満面の笑みで語るアンドロイドに、青年は何を思ったのでしょうか。
戦争は、すぐそこに迫っていました。

□■□
絆:0→1
心強い友
頼れる兄のような存在

□絆について
雑用させたり育てていただいたり、本当に兵器として使っていただいたり、その他にも
ポジティブネガティブ問わずお気軽にご相談ください。(恋愛関係のみ今期は不可とさせていただきます。)

また、最終期まで同じキャラクターを投稿予定です。
※返信は即日~2日以内に。
日数を過ぎても返信のない場合はメッセージエラーが考えられますので、お手数ですが再送をお願いいたします。

□その他
開催おめでとうございます! 不束者ですがよろしくお願いいたします…!
(不備はご一報いただけますと幸いです)

素敵な素材をお借りしました
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2017-02-02 03:00:01 +0000