【九十九路】フェニー【第一期】

roろ
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九十九路の羅針盤illust/60865485

❇︎フェニー=ランターニェ❇︎
❇︎年齢:17歳/身長:155センチ/性別:女
❇︎ポイント:10pt(強靭:0知能:2器用:6機敏:0幸運:2)

ランターニェ族の娘。
旅商人になったばかりの駆け出し者。
基本的にぐうたらで、ゴロゴロしていたいお年頃。
両親の溺愛っぷりにこのような性格に。
いつも気怠るそうな感じだが、お金持ち相手だと豹変しかわいこぶってランタンを買わせようとする程お金が大好き。
お金持ちには目敏く魔獣を買ってもらう為ならなんでもする。
可愛い格好もウケが良いから。
商売中は貧乏人に全く興味を抱くことがなく、ランタンを買いに来たという事に気づかない。
お客と商人関係以外での付き合いを躊躇する節があるが、それぞれの国の名産物や観光地は満喫している。

将来の夢は大金持ち!なんて言っているが、ホントかはわからない。
お金持ちになって召使を雇う気はあるらしい。
自分のランタンに自信を持っており、貶されるとふてくされる子供っぽい部分も。
売れなかった魔獣達は自分のペットとして可愛がる優しさも持ち合わせているが人前では見せた事が無い。

隠しているが、何気なく生活している中に魔獣が住んでいる事を知ってもらいたいらしい。

❇︎ 2017/02/09 素敵な絆を結んで頂きました!(未来の旦那様) ❇︎
 
 フェチカ族/ラタビャ様illust/61316327

 快晴。賑やかな街、活気溢れる人々。
 今日も稼ぎ日和と客寄せの為に可愛らしく声を上げる少女。
 その横で綺羅びやかで質の良い宝飾品をお金も取らずに渡している青年に目を奪われた。

 (あの宝飾品なかなかの出来栄えね。……?!え、お金は?!まさかタダで渡しているの?)
 「…はっ!いらっしゃいませぇ~?今日はとってもお買い得ですよ~」
 (ダメダメ!今は自分の商売に集中しなきゃ!…きっとオマケかなにかよね)
 「ふぅ…今日はまずまずの売上ね!ふふん、さっすがわたし!
  …ところでアナタ。その宝飾品はオマケかなにか?ぜんっぜん売ってなかったようだけど?
  特別にわたしの交渉術教えてあげようか?…もちろんお金は取るわよ♡」
 (まっ、この人のお陰でお客がこっちに流れてたんだけど…)

 信じられなかった。商品をタダで売るなんて…!
 半額だけでも許せない彼女にとって彼の商売は衝撃だった。

 「今日もお隣さんね。どうぞよろしく~ってあれ?今日はいつもと雰囲気が違う気が…。
  トリマー?あぁ、毛を刈るの。ふぅん、アナタってそうゆうことも出来ちゃう人なのね。
  わたしだって可愛くランタン売ってるだけじゃないのよ!このランタンだって自分で作ってるんだから」
 「かっかっ…かわいいぃ!ねぇねぇ触っても良い?や~ん、お腹フカフカしてる~?
  あれ?この子から生えてるのって宝石?すごい!…よかったらわたしの持ってる鉱石と交換、してくれない?
  この子達宝石と鉱石がご飯なんだけど、わたしの持ってる碧霊晶は食べないの。ダメ…かな?」

 (あ~、ちょっとこのお客さん厄介…。あんまり真に受けないでもらいたいなぁ…。)
 「あの、すいません、わたし…。…?!…え、あ、ラタビャさん?」
 「…アナタって意外と頼りになるのね」
 (あーもうバカ。そうじゃないのに…)
 「えっと、そうじゃなくて…その…ありがとう…助けてくれて。」

 いつからだろう。彼と話すのが楽しいと感じるようになったのは…
 いつから休憩時間が待ち遠しくなったのだろう…
 
 お金が一番だった筈なのに…――

 「なになに?アナタから話しかけてくれるなんて珍しいね?
  いつもわたしから……べっ別に暇だろうから話しかけてあげてるだけなんだからねっ!」
 「えっと…これくれるの?あ、ありが…っわー!やっもう!なんで食べちゃうかなー!
  これはキミのご飯じゃないのにー!……うー、ごめんね。せっかく作ってくれたのに…はぁ…」

 「ラタビャさん、ちょっといい?これ碧霊晶で作ったの。
  …うん。だからね。…う、売りに出してもいいのよ?!もしあれなら付けてくれたって…
  え?付けてくれるの?……ま、まぁ!当然よね!わたしが作ったんだから!
  別にプレゼントじゃなくて売り物にどうかなって思ったから…ってなんでそんな顔するの?もう!笑わないでよ!」

 「別の国に行くの?そう、よね。商人なら当然かぁ。
  ……たしかアナタって鉱石とか集めるの趣味だったよね?わたしね、鉱石の声が聞こえるの!
  だから、ほら!わたしと同じ国を回った方が珍しい鉱石に出会えるんじゃない?」
 「わたしってお金が一番大切だと持ってる。ううん…思ってたの。アナタと会うまで。
  お金よりもアナタの側にいて商売したり笑い合う方が大切なの。今のわたしにとって、ね。
  アナタと一緒に旅ができるならなんだってするんだから!」

 「アナタはお金を持ってるわけでも稼げるわけでもないけど、
  わたしとアナタは鉱石や宝石をすぐ手に入れられる事ができるのよ?
  それってとてもお金持ちみたいじゃない?」


 「約束してくれる?わたしとずっと一緒に旅をする…って」

 アナタと一緒に長くどこまでも続くこの道を歩んでいきたいんだ――


❇︎ランターニェ族❇︎
ランタンに魔獣を閉じ込め、そのランタンを売って生計を立てており、殆どの者が旅商人として様々な国を巡っている。
魔獣を閉じ込めるにはランターニェ族が掘り起こす特殊な鉱石『碧霊晶』と碧霊晶で生成された工具が必要となる。
ランタンに一族のみ知る印を掘る事により魔獣を閉じ込める事が可能に。
ごく普通の鉱石を使ってランタンを作っても閉じ込めることは可能だが、
長く保つことが出来ず魔力の弱い魔獣しか閉じ込めることが出来ない。

詳細【novel/7771296


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2017-01-31 15:40:04 +0000