◆こちらの企画様【illust/60865485】にお邪魔します。
◆渇いた土地に空いた大きな湖の畔、かつて義国があった土地。
湖の水は黒く澄んでおり、何処からか骨が打ち上げられる。骨を武具として扱い、また、骨を利用した占いを得手とする。
今なお遺跡が残り、其処に住み着く湖の骨を操る土着の信徒たちはクフ・アナムと呼ばれている。
外部への干渉には積極的ではないが、「他人のために生きること」を信条とし、
請われれば乞われるまま、彼らはその力を奮うことを厭わない。
◆首座 アルクルシュ/年齢不詳/男性/170cm
クフ・アナムを統べる立場にある青年。王座に座ってこそいるが、あくまで代表のような存在。
骨の魚を思うままに使役することができる。
見た目以上に年齢を重ねており、何処か達観した空気を持つ。他人をもてなすのが好き。
長らく首座にいたため、そろそろ隠居したいと考えている。
◆◆素敵な絆関係を頂きました!神託下る安寧の国 メ・ルチア ニヴ・クルィークさん【illust/61363925】
気高く清らかな聖主を掲げる国の年若い騎士様は、さてはて一体どのような器か。
少しからかってやろうと骨の軍勢を差し向けた。彼らの掲げる正義は、“我々”にとってどのような意味を持つかと。
それが異なる神を掲げる国と民の馴れ初めとなる。
「やあ、ごきげんよう。気高い騎士様、貴女がまさか女性であったとは。
ああ、いい。面倒な挨拶は必要ない。その目を見てわかった、貴女達の信念は“我々”の眼鏡に適う」
「我々はもてなし好きだ。さぞや長旅であったろう。道中の話を聞かせてくれ。それ肴に、今夜は宴といこうじゃないか」
「貴女が王だ、我々の」
まだ若く、それでいて時折達観した表情を見せる騎士を、首座は痛く気に入った。
彼女はどうにも無茶をしたがるきらいがある。主人の体調を気にするのは従者の務めと嘯きながら、
首座は今日もまたその執務室にひょっこりと顔を出すのだ。
「…とまあ、此処まで色々話したが、騎士団長様にとっては釈迦に説法か?
ああ、ああすまない。如何せん長い時を過ごしてきたものでね、人をからかうくらいしか娯楽がないんだ。
邪魔をしたね。ベッドメイキングは完璧にしておくから、貴女は仕事を続けてくれ。くれぐれも今夜は眠るように」
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聖主が新たな王を選んだのだと、彼女は言った。
執務室で過ごす最後の夜、その横顔は初めて会った時から随分大人びて、それでいて瞳だけは変わらず前を見つめていた。
一体何十年振りとなるだろうか。口が告げた言葉は、紛れもなく“私”の本心だった。
「寂しくなる」
それが最初で、これが最後。
「“私”はいつか忘れるだろう。ニヴ・クルィークというひとを。その声を、顔を、共に過ごした温かさも。そうして今まで生きてきた。
だが“我々”は貴女を尊ぶ。“我々”は貴女を覚えている。国のために生き、国のために身を捧ぐ、何より気高き『月の騎士』よ」
◆絆関係につきまして既知関係等お気軽に!
国、組織、民や性別を問わず、素敵なご縁があれば幸いです。薄暗い関係も喜んで!
恋愛関係の場合は異性のみ、また当方の性質上、どちらかと言えば政略的な側面が強くなるかと思います。
また、来期は必ずしも実子の投稿ではないことをご了承ください。
お返事はなるべく早くを心がけますが、~3日ほどお時間を頂く場合があります。
2017-01-31 15:06:36 +0000