【九十九路】ゆず【第一期】


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此方【illust/60865485】の素敵な企画にお邪魔させて頂きます


その昔、七人の神様が浸かり大層気に入った温泉がありました
神様たちは各々、七つの湯の守り神となり
人、神、妖怪、動物、旅人と多くの者たちを癒してきたのです

だけれど、それは昔のお話し
今では賑わっていた国は何と寂しい事
温泉だけが売りの小さな国など人々は時がたてば
忘れ去ってしまう物、今では国の民のみ
来るのは悲しきかな、小さな鼠だけ

人々の笑顔、活気ある声がなくなったその国を見て
神様たちは落胆し、国から出て行ってしまいました――



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素敵な絆を結ばせて頂きましたっ

満腹の国 ソノピノ
代表ニカさん【illust/61214524

神も人も妖も、皆腹が減ると言います
温かな湯につかり、身を清めれば何か食べたくなるもの
かの国には、宝物の様な美しい食材、そして多くの美食家が腕を振るい
小さな皿の上にそれはそれはとても美しい世界を作り上げるのです

美しく、豊かなその国はソノピノ、私達の知らない新たな世界でした


「あわわ、何やら知らない場所に門を繋げてしまいましたが
 これはなんと…!美味しそうな匂いに、こんなに美しい食材は初めて見ました!
 えっ、美味しい匂いに釣られてきたのか?なんとばればれですか!」

「看板料理はふれっしゅさらだ…?
 ふむふむ、とれたて新鮮野菜で作り上げたものなのですね!
 では、お言葉に甘えて一口…はわー!なんですかこれは!!」

「あっ申し遅れました、私東の森で小さな国…といいますか温泉街ですが
 その温泉街の代表、ゆずと言います!一食のお礼です、ぜひうちの温泉に来ませんか?
 あったかぽかぽか、芯から温まり健康にとてもいいお風呂ですよ!」

こうして美食家があつまる国、ソノピノとの交流が始まりました
代表ニカが作る料理はどれも美しく、その美しさ以上にとても美味
しち福湯にはない食材、調味料、レシピの数々
ゆずはふとニカとの交流の中で思うのです、もしやこれは七福神の誰かが
このソノピノ、そしてニカの作る料理につられてくるのではないかと―


「ニカ、こないだはレシピ有難うございます!
 おかげで、街に新しい食堂をどんと構えることになりました!
 ふふっそうです!街の一部をどんっと食事のできる街に変えるんです!
 考えてみれば私達の国にはそういう場所がきちんとなかったんです!」

「そういえば今度その街で働く民の皆さんが、ニカにこれをと
 はいっそうです!しち福湯で親しまれてきたレシピですっ
 食材も、調理方法も違いますが、それは此方の民の方々が教えますのでっ
 …まぁ、はい、その皆さんがソノピノで料理を学べればいいなというのもありますが…」

「ニカのおかげで私達しち福湯は新しい文化を手に入れました
 そう、私も神も妖も、全ての生きる人々にとってとても大事な料理という物
 見た事もない沢山の食べ物にレシピは私達を大きく変えました
 これはきっと、あの神様が御顔を出してくれるに違いありません!」

満腹の国ソノピノの代表ニカに学び、話し、見た多くの事
その全てが詰まった料理の数々が、一つの温泉の前に並べられました
濁っていた湯の先から一人の神が現れ目の前に並べられた料理
そしてその作り手である多くの者達を見つめ、満足そうな笑顔を浮かべこういいました

「私はこの温泉の守り神恵比寿である、なんとまぁあの寂れてしまった温泉から
 こんなにうまそうな匂いがする物だから、興味が湧いて戻ってきてしまった
 見た事も無い食事、文化、よくぞ持ってきた、これを途絶えさせるのは惜しい
 家出はやめだやめだ!」

濁っていた湯は深い海を思わせる青に染まり、辺りに大海原を思わせる香りが満ち
温泉からはあたたかな湯気があがりはじめました

後にたらふく料理を食べた恵比寿天はソノピノを気に入り
この絆が続く限り、その地への幸福、そして新たに人々を癒す湯の建設を約束したそうな

恵比寿天湯の傍に出来た新たな稲荷門をくぐればそこは満腹の国ソノピノ

湯の復活と共に確かに結ばれた新たな絆であり、道でした


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七福神と温泉の国「しち福湯」
72代目代表:ゆず
雷霆の羅針盤 10 ( 強靱:0 / 知能:3 / 器用:3 / 機敏:0 / 幸運:4 )
身長:152㎝ 性別:中性(女寄り)
年齢:17歳 一人称:私 二人称:~殿、~様、呼び捨て

「おはようございます!朝の体操をはじめますよー!」

「えーと今日は七番街のお茶さんの屋根の修理
 五番街のお饅頭屋さんの新作試食に、十二番街の呉服屋さんの軒先の修理…
 他にも六番街、八番街、一九番街…
 うーん、民の皆さんでやるにしても人手が足りませんね…」

「ややっどうしましたか!ふむふむ今日はなんだか胃が痛い
 ではとっておきのツボ押しをしましょうー!
 大丈夫ですよ、きっとすぐによくなって奥さんの美味しいご飯が食べられます!」

「ご先祖様、民の皆さん、私頑張りますっ
 頑張って皆さんに昔の様な美しい七つの温泉をそろえてみせますっ」




→その他
 代表は七福神の加護を受けており長寿で丈夫です
 ただし人より長寿、丈夫なだけでありその他は変わりません

【しち福湯の温泉について】
国の成り立ちなど、全てCS内にて補完しております

【民について】
しち福湯に所属する場合種族に制限はありません
神様も妖怪も人間も、元気に温泉街を復活させるお手伝いをしてくださる方であればどなたでも
民の大半は和服を着ておりますので、洋服は少し珍しい物となります。

何時でも国を離れる事も可能、しち福湯育ちの方は皆魔法が使えます

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◆お友達や幼馴染、その他既知関係につきましては、
 よろしければお気軽にお声かけくださいませ。
 何か問題点・不備等ありましたら、お手数をおかけしますがご連絡お願いいたします。

※キャプション随時更新

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2017-01-31 15:00:08 +0000