ゆえ※同性愛企画ですのでご注意ください
💜ずっと、となりにいたのにね illust/60252912
💜柊 梓乃(ひいらぎ しの)
男｜17歳｜178cm
一人称：俺、二人称：お前、呼び捨て
とっっっ ても一途です。
頭はいい方だと…思います…ズル賢い？
普段猫かぶってニコニコしてるのでムスッとはしませんが
二人になると喜怒哀楽かなり激しめ。
❤2/5 大切で愛しくて仕方がない片想い相手様
逢坂 翔真さん(翔真)【illust/61120257】
「おれ、こうやって話せるの しょうくんくらい…」
「しょうくんだいすき」
あの頃は幸せだったなあ。素直に好きって言えて、翔真も俺のこと好きって。
引っ込み思案だった俺を明るいところに連れ出してくれる翔真が眩しくて、愛おしかった。
「今日も可愛いね」
「やめないよ、翔真といれたら誰に何思われても平気」
「好きだよ」
（他なんて、いらないんだよ）
俺の気持ちや言葉ひとつひとつを伝えていく。毎日、毎日。
多分、翔真には冗談、いつものこと。って。
……ね、俺が心臓が潰れそうなくらい苦しいって知ってる？
「入学おめでとう。よく頑張ったね」
久しぶりに頭を撫でる。翔真は、少し照れた顔でうつむく。
（俺についてきてくれたんだ）
そう思うと少し救われた気がした。翔真が俺のことを考えてくれているのがたまらなく嬉しい。
ねえ翔真、俺、幼馴染としてじゃない。一生傍にいたいって分かってる？
男にそういうのキモチワルイって思ってるの知ってるよ。
俺のことなんとも思ってないのも知ってるよ。
俺は…お前のことならなんでも分かるよ。
三年になった。流石に、もう今までみたいにずっと一緒ではいられない。
「なんで、翔真は俺から離れていかないの」
ああ終わった、と思った。
気持ちが、疑問が思わず溢れてしまった。
「俺、お前のこと好きだって、言ってるよね」
いつもみたいに、何言ってるんだよって顔したお前をみてほっとした。
でも、同時にまた、心臓が痛かった。
「翔真、好き」
キスした。
一瞬時が止まったような感覚になった。
恐る恐る顔を覗くと涙でいっぱいの翔真に動揺した。そんで怒鳴られた。
「なんで幸せになれないとか言うんだよ。俺はお前に嫌われるのが一番つらいよ」
「そう、バカなの！翔真のことで頭いっぱいで周りに嫉妬ばっかしてるバカ」
「俺はお前じゃなきゃ駄目なんだよ」
今、なんて言った？
男と男なんてオカシイんだろ。
どうしよう、また、心臓痛いよ。でも
（これは、嬉しいの痛いかな）
この手だけは、ずっと離さない。
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2017-01-23 06:20:03 +0000