あさぎり型巡視船

関越三芳

200X年、海上保安庁では尖閣諸島において多発するC国当局艦船の領海侵入に対抗すべく、海上自衛隊から余剰化した護衛艦の譲渡を受ける事となった。当初ははつゆき型の供与を予定していたが、はつゆき型の老朽化が想定以上に進んでいたため、急きょ供与する艦艇があさぎり型へと変更された。
海上保安庁への編入に当たってはシースパロー短SAM発射機とアスロック発射機を撤去。跡地にボフォース40ミリ機関砲を搭載した。艦橋脇の20ミリCIWSは対水上射撃能力を付与したブロック1Bへと換装された。
対艦ミサイル発射筒、短魚雷発射管も撤去されているが、いずれも電子機器はそのままになっている(これは短SAMも同様)ため、有事には護衛艦籍への復帰も可能となっている。
ヘリコプターはベル412を1機搭載するが、S-76の搭載も可能である。
現在、あさぎり、やまぎり、ゆうぎりの3隻が供与されており、いずれも第11管区海上保安本部に配置されている。



あけましておめでとうございます。
新年第1作、通算で第3作目です。かつて存在したはつゆき型護衛艦改造巡視船計画を元ネタにして制作しました。
ただ、個人的にははつゆき型よりもあさぎり型の方が好きなので、こうなりました。
やはりあさぎり型はたまりませんね。拡大された格納庫による「ステルス? なにそれおいしいの?」とでも言いたげな無骨なフォルムが。これで主砲が127ミリ砲だったら完璧なのに……。

同じ海保のS-76もあるので、よければ
illust/60915511

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2017-01-08 17:42:20 +0000