「――選ばせてくれるなんて随分優しいね、おじさん」
――背後から撃たれる銀の針、声を聞くまでもなく気配で察していた"それ"に向かい、振り向くことなく放り投げられたばくれつのタネがあえなく針を弾き飛ばす。
――ちらと目だけをそちらに向ければ、相対するコドモ達と同年代の――鼠の少女。
「それでもノラ君をいきなり閉じ込めたのは頂けない……けど、他のみんなまで初撃でいかなかったのは優しい方だよ――それとも甘いだけ――?」
――問われた男が少女の言葉に答えることはなく。
ただ興味のなさそうな視線を向けて――対峙する少女の視線とかち合った。
――いやに冷めた様子でこちらを睨む、少女の目と。
「……まあ、私達が逃げようが立ち向かおうがおじさんが仕掛けてくる事に変わりはなさそうだよね。だったら――」
――頬の袋に電気を溜めて、両手に針を携えて。
少女は――『カシュカシュ』所属のカインは、『人魚の涙』副葬儀長クレメインに宣戦布告する。
「私もそれに対して、おじさんをいくら殴っても構わないでしょう?だって私は"無力な"コドモなんだから――"無意味な"抵抗なんて、別に気にならないよね?」
場所が近そうだったのでこちらの展開【illust/60333714】に突撃!
お借りしました
クレメインさん【illust/57708268】
描写できてませんが突撃先の現場にいる方々(※恐らく漏れがあります…;)
ノラさん【illust/57707694】
コデマリさん【illust/58047235】
スピットさん【illust/57960968】
ギィレスさん【illust/57888365】
ノーウさん【illust/58042116】
n番目さん【illust/58986055】
カイン【illust/57708243】
■展開上、都合が悪ければスルーでお願い致します…;
???【novel/7581360】
2016-12-11 13:27:37 +0000