*今回は初代やG設定で。 この日、IS学園の一年生達は社会見学の一環で新早乙女研究所を訪れていた 早乙女博士「皆さん、本日は早乙女研究所の見学にお越し下さり誠に有難う御座います。私がここの責任者の早乙女です」 一夏「へえ…あの人が所長の早乙女博士かあ」 早乙女博士「皆さんご存じかと思いますが、我が研究所では宇宙から降り注ぐ宇宙線の一種のゲッター線及びそれをエネルギーとする為の研究開発が行われています。そしてそのゲッター線をエネルギー源とするゲッターロボの開発や発進基地も兼ねています」 布仏本音「しつも~ん!ゲッターロボはどうして造られたんでしたっけ?」 早乙女博士「いい質問だね。近頃は恐竜帝国やミケーネ帝国等の勢力と戦っているから彼らに備えた戦闘目的に造られたと思われがちだが、本来は違うんだ」 本音「じゃあどうして造られたんですか~?」 早乙女博士「それはね、平和利用…宇宙開発の為だよ。 ゲッターロボはゲットマシンの合体順を変える事で海・陸・空の3つの形態になれるんだ。それぞれが未開の地にも対応できる様になっている…そのゲッターで、宇宙開発をするのが本来のゲッター計画…私の夢なんだ。それが最近では恐竜帝国等の勢力に対抗する為にやむを得ず戦闘用にして戦って、頓挫しているけどね…」 鈴「ふーん…何だかISとちょっと似てるかな…」 セシリア「ですが、ゲッターの場合はやむを得ずという辺りが違うみたいですわね」 箒(宇宙か…そういえば、姉さんも昔…似た様な事を言ってたような…) 一夏「あの、博士…俺の私的な意見ですけど、それでもゲッターは皆を守る為に戦ってるんですよね? だったらこれも平和の為の事ですし、胸を張っていいと俺は思いますよ!」 早乙女博士「おお…そうか、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ」ニコ 一夏「いえ、そんな…」 千冬「(ほう…一夏らしいな)っと、イカンイカン…博士、そろそろ彼らを」 早乙女博士「おお、そうですな…ではゲッターチームの登場です!」 その一声でミーティングルーム?に4人の青年達が入ってきた 箒(ん?あ、あの人は!) 「見て!ゲッターチームよ!」 「恐竜帝国を倒してくれて有り難う!」 それに対し、竜馬がニコやかな笑みで手を振って応える。 竜馬「皆さんこんにちは、本日はお越し頂き誠に有り難うございます。俺がゲッターチームリーダーの流竜馬です、皆からはリョウと呼ばれてます。イーグル号及びゲッター1のパイロットを担当しています。空手と剣道の心得があります」 「おお!爽やかな熱血のイケメン!」 箒(ふむ…今度手合わせしてみたいものだな) 隼人「俺は神隼人…担当はジャガー号とゲッター2で、スピード戦が得意だ」 「クール系のイケメンだわ!」 武蔵「ハヤト~あんまりビビらすなよ?」 隼人「フッ、何もしねえよ…」ニヤリ 「えっ…?」 武蔵「おいらは巴武蔵!ベアー号とゲッター3に乗る柔道家だ」 「おお!気は優しくて力持ち?」 「三人目はデブキャラの走りね!」 武蔵「ハハハ…はあ~緊張した」 隼人「フッ…お前が緊張するタマかよ」 一同「アハハハハ!」 弁慶「パイロット候補生の車弁慶です。パワーとタフさでスカウトされました。あ、俺は野球やってたんで、キャッチボールとかは大歓迎かな」 一夏(パイロット候補生…ISの代表候補生みたいなものか?) 隼人「実際はタフさというか、図太さを見込まれたんだ。何せ新型のシミュレーターに乗ってもケロッとしてるどころか、居眠りまでしちまうんだぜ?おまけにすぐ後にカツ丼を何杯も食っちまうぐらいだ」 一同「アハハハハ!」 弁慶「いや~俺もそこまですげえなんてな~、ハハハ」 * その後、ゲッターチームとの交流 ラウラ「ゲッターロボは変幻自在でスピード戦もできると聞いたが…」 隼人「ああ。ゲッター1からゲッターチェンジして、スピードと陸戦が得意のゲッター2になれるんだ。ゲッタービジョンで何十機にも分身してるように見せたり、最大速度マッハ3で走ったり、ドリルで地中に潜ったりもできる」 ラウラ「おおっ!それはすごいな」 簪「ドリルかあ…そういうのってロマンですよね!」 隼人「お、おう」 * 一夏「ゲッター1って武装少ないですよね?」 竜馬「確かに、マジンガーと違って武装はゲッター1でもそれぞれの形態でも少ない方だな…だが、それらを補うべく様々な技や戦法を使うんだ。例えばゲッタートマホークをブーメランの様に投げるトマホークブーメラン、敵の弱点に向けてゲッタービームを撃ち込んだりとかな。他にもゲッターチェンジアタックで3形態それぞれの技で攻撃したりもあるぞ」 一夏「成程、やり方次第で色々できる訳かあ…有り難うございます、参考になりました!」 シャル「やっぱりゲッターの変幻自在ぶりはいいよね~」 * セシリア「先程の話ですと、弁慶さんはいわゆるタフガイでしょうか?」 弁慶「や~どうなんだろうな?俺って自分じゃあんまりそうは思ってないし喧嘩とかは好きじゃないし、子供好きでおっとりした性格だし…あ、でも野球で結構鍛えてるから根性や体力はある方だぜ?」 竜馬「ベンケイ、お前は強靭な精神と肉体を持つ者にしか乗れないゲッターに乗ってもケロッとしてるじゃないか。そりゃあ最初は失敗も多かったが…最近じゃあ合体訓練も上手いもんじゃないか。いずれは正式なパイロットにもなれるかもだぞ。それにいつも元気ちゃんと遊んでやってるしな」 弁慶「お、ホントか?何か照れるな~」 鈴「成程…子供に好かれるって訳ね」 セシリア「フフッ、面白い方ですわね。こういうのを愛嬌があるというのでしょうか」 * 箒「お久しぶりです、ムサシさん」 武蔵「よお箒!久しぶりだな、元気そうでよかったぜ」 一夏「ん?武蔵さんと知り合いか?」 箒「ああ、北海道にいた頃に世話になってな。話してるうちに似た者同士な所に気付いてな…それもあってよく遊びに来てたものだ」 鈴「へ~成程ね」 武蔵「友達とかちゃんと出来たか?」 箒「まあ、少しは…」 武蔵「ま、ゆっくりでいいけどよ…あ、そうそう。また仏頂面になってたりしてねえか?お前はそれで近寄り難い感じがするみてえだからな。笑ってると可愛いとこあんだからそれが台無しになっちまうぜ?」 箒「かっ、かわ…そそ、それ言わないでくださいいいい!///」 一夏「おお…あの箒が顔を真っ赤に」 真耶「若い命が真っ赤に燃えるどころか、若者の顔が真っ赤になってますね~」 一夏「ちょっ若者の顔がって、プッw」 武蔵「アハハハ!先生何スかそれ~!」 箒「や、山田先生!んも~…」膨れっ面 武蔵「でもまあ、こういう雰囲気も」 一夏「いいですよね」 箒「クスッ…確かに」ニコパアア こういう箒はかわいいのであった * 武蔵「実はおいら、最初はゲッターの適正は低くてな…テストを色々やっても成績低かったんだ」 箒「それがどうして?」 武蔵「それが頑丈さと体力はあってな~。他にも苦手分野あったけど色々努力して克服したのよ」 鈴「成程ねえ」 セシリア「武蔵さんは努力家ですのね」 武蔵「他にもミチルさんに色々アピールしてあれこれやってだなあ…」 鈴「ああ、分かるわ~」 この時彼らは気付いていなかった。迫り来る百鬼帝国の存在に… 続
2016-11-29 07:06:48 +0000