◆人形館の安息日【illust/54961214】
◆プロフィール
名前:トゥイユ(Touille du Léveillé)
性別:女
身長:157㎝
ココロのカケラ:5
予感:悲観
たいせつなもの:面
おもいだしたもの:炎
ギフト:火の呪い
確信:希望
選択:脱出
「……ああ、よかった。貴方が此処にいてくれて。朝が来て何もかも夢であったらどうしようと、瞳を開くのが少し怖かったのです。本当に、よかった。ねえ、もっと近くで顔を見せて。……大丈夫、泣いていませんわ。もう泣かないとあの子に誓いましたもの」
「どうしましょう。身体が鉛のようだわ。生身の肉体とはこんなにも重いのですね。ちょっと手を貸してくださる?」
目覚めたのは、慣れ親しんだレヴェイエの館。『コゼット』に宛がわれた部屋。
ベッドの横には大きなお人形、彼女が救われた紫電の瞳。
人形館を脱出したコゼット改め、トゥイユは自室で目を醒まします。
両親への説明やら、ピリオド君の紹介など済ませた後に彼女は修道院に入ることを決意します。
それは、失ってしまった片割れの冥福を祈るため、奪ってしまった人生の贖罪のため。
空中庭園の世話は使用人の爺やとピリオド君に一任していますが、枯らしたりすると大目玉を食らうのだとか。年に二回の長期休暇の際は、帰省して空中庭園の世話をしたり、ピクニックや、お供をつれてショッピングに勤しんでいるようです。
◆ココロの共鳴
第一場面:ピリオド君【illust/55563625】(予感:悲観)
第二場面:ベルンハルト君【illust/56247482】(たいせつなもの:頭飾り)
第三場面:ロゼッタちゃん【illust/56691653】(おもいだしたもの:魚)
第四場面:ゼロ君【illust/57218822】(ギフト:風の呪い)
◆魂の共鳴
第五場面:ピリオド君【illust/58071904】(確信:責務)
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いつかどこかのお話。
錆びれた豪奢な空中庭園。噴水を抜けた最奥の、歪つな螺旋階段を上がってはいけないよ。
血が滴るような紫陽花の木の傍には、狂暴な獣が巣食っているのだから。
あんな作り話、一体だれが言いふらしたのかしら?
此処にはあるのは、美しい草花、舞い散る蝶々、そして、
なんてきれいな――……
「こんにちは、お人形さん。あなたはだあれ?」
2016-11-21 15:04:14 +0000