静岡鉄道ハ113形:
書類上では1963年静鉄大手工場・袋井工場製となっているが、実際には1962年に廃止となっていた草軽電気鉄道から
ホハ30形(illust/53401469)3両を譲り受けて改造したものである。
ホハ30形は通路を挟んで片側がクロスシート、片側がロングシートという変則的な座席配置だったが、
駿遠線入りするにあたりロングシート化、さらに車端部の窓はHゴム固定化が行われたほか、
空気ブレーキを使用可能とするため床下には空気溜めとブレーキシリンダーが取り付けられ、
ドア下にはステップ、妻面にはテールランプが取り付けられた。
またハ113号は車端部の窓がいわゆるバス窓になっているほか、この部分だけノーシル・ノーヘッダーに
改造されていて他の2両とは印象が随分異なっている。
気動車や機関車に牽引され、1970年の駿遠線全線廃止まで活躍した。
2016-11-12 23:46:53 +0000