∴∴祈りの石【illust/59003307】∴∴ 様
◆シャノン(Shannon) 男/17歳/170㎝/風
一人称/シャノ 二人称/お姫さん アンタ
孤児出身の少年。スラムで出会った二人と血のつながらない兄弟として暮らしている。
生きるための知識を与えてくれた兄達に恩義を感じてはいるが、
自分に危険が及ぶことがあれば一服盛ってトンズラしようと考えてるくらいにはドライ。
三兄弟の中で一番自分が常識人で優しいと思っているが、全然そんなことはない。
嫌われるより愛されてる方が得するよねという考えのもと、周りに愛想を振りまいて生きている。
石を持つ少女に関しては「特別扱いをされている『お姫さま』」という印象が強く
表面的には友好的だが、皮肉を込めて「お姫さん」と呼んでいる。
が、懐に一度入れてしまえば甘やかすタイプ。
♡とても素敵なご縁を頂きました!(11/16)
リタさん【illust/59939285】(お姫さん/リタ)
ほどよい街の雑踏に消えそうな声で なくしたくないの、と少女は言う。
そのときの少年にはわからなかった。理解なんて出来るはずがなかった。
そもそも無くしたくない大事なものなんて 持っていたことがなかったから。
「ふぅん。ま、見つかってよかったね。シャノ買い出しの途中だから―――…じゃ!」
「はいはーい! いらっしゃ…って何 また来たの?こんなに頻繁に来ちゃお小遣い無くなるんじゃない?」
「なに またなんか落としたの?うーん…シャノ、あんま暇じゃないんだけどなぁ」
ある日出逢った 女の子。
風に吹かれる風船みたいに 頼りなく行ったり来たり。
困っているようだから声を掛けただけだった。
(だって、『良い子』はそうするものでしょ?)
純粋な気持ちはなくて 偽りの ふたごころばかりの出逢い方。
「ルークとノア兄貴までいつの間にか味方につけてるし。本当なんなの。シャノのことそんなに好き??」
「何度も言うけど一度無くしたものは戻ってこないよ。あと名前を書くのもおススメしない」
「お姫さんとシャノは違う 全然違う生き物だよ。価値を問われればシャノは道端の石ころにだって負ける」
冷たいところに捨てられて、兄達に拾われるまで、ずっとずっと一人だった。
死にたくないから、なんでもした。
生きていくために騙したり、捨てたり、偽ったりするのは当たり前で。
だから、はじめて彼女と繋がる光の粒子を見た時、裏切られた気持ちになった。
「好きとか、大切とか、家族とかそういう当たり前のこと、シャノは知らない。」
「あの店の人達だって他人だからシャノは深く踏み込まないって決めてる。だからお姫さんの迷ってること シャノには理解できない」
「たぶんそれがわかってたらシャノは今『ここ』にいない。あの冷たくて寒い路地裏で死んでた。」
「お姫さん、もうここには来ない方が良いよ。ううん、違う。来ないで」
(リタのそれは、捨てるなんてもったいない。それは大事に持っているべきものだよ)
(シャノのために捨てるなんて、馬鹿がすること)
「勝負しようよ。お姫さんの光が消えるまでにシャノを捕まえられたらお姫さんの勝ち。」
「いいよ。シャノの負け。負けてあげる。お姫さんがいらないってシャノを捨てるまで付き合ってあげる」
「毎日シャノに名前書いてよ。シャノしか知らない リタのホントの名前」
「絶対になくしたくないもの、シャノにも出来たよ。」
初めて絶対なくしたくないと思えた 君との繋がり
ここから紡ぐは 奇跡の軌跡の はじまり
◆二人の兄たち
長兄:ルークさん【illust/59778161】(ルークの兄貴)
「はいはーい いらっしゃい!今日も店の置物と化してるルークの兄貴の代わりに働き者のシャノがご案内だよ~」
「おかえりルークの兄貴 例の席にお客さん~。良い子のシャノは買出し行ってくるから適当に店番よろしくドーゾ」
次兄:ノアくん【illust/59738723】(ノアの兄貴)
「え~、ノアの兄貴?そういえば最近見ないなぁ。ふふっ、一体どこで何をしているのかシャノぜーんぜん知らないや」
「」
◆交流について
現在オフが立て込んでおり、積極的な交流はお約束できませんがお互いのペースでのんびり出来ればいいなと思っています。
※キャプション編集中です。
2016-10-30 07:50:13 +0000