誰かにとっての正義は別の誰かにとっての悪だという。
逆も然り。
誰かにとっての悪は、別の誰かにとっての正義にほかならない。
何が正義か、何が悪か。
明確なラインを引ける人なんているのだろうか。
テレビの中のヒーローはなんて楽なんだろう。
現れた「敵」を「悪」と定義して自分が正義なのだと信じきっている。
本当に彼らは「悪」なのか自分で考えることもしないで。
大多数に対する敵が「悪」ならば、私は歴とした「悪」であろう。
紛うことなき「悪」であろう。
疑いようもなく、疑う余地もなく、「悪」だ。
だけど私という存在は私にとっては唯一の正義で、正しさだ。
誰がなんと言おうと曲がることのない正しさだ。
それが偽りでも、上っ面でも。
正義であることに違いはない。
だから私は正義を壊す。
彼女の正義を揺るがす「アイツらの正義」を壊す。
それが私の存在意義。
私が生まれた理由だもの。
ーーーーY&R、後悔の中で見つけたχ
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ボカロ楽曲、「偽善正義」、「正義粉砕」をテーマに描きました。
歌われている内容と私の書いた本編ではあまりに内容が違いますが、2人には似合うので良しとしてください(殴
2016-10-27 14:11:11 +0000