『花冠を戴く者』【illust/55830776】
こちらの投稿を、お相手様に贈る正式な花と致します。
(元の投票シート:illust/59412956)
ソーニャ【illust/59390422】
→ 花を贈る相手:アンセニマさん【illust/59344132】
「あなたの綺麗な字を見るのも好きでしたが、やはり声に想いを乗せて伝えられるということは、嬉しいですね。
渋くてかっこいい声…も気になりますが、私はあなたの声が好きですよ。あなたの純粋さも芯の強さも感じられるんですから」
「…わたくしは、どちらにするか悩みました。以前のわたくしであったなら、『何の情報もない、得体のしれない地へ赴くなんて』と、悩むことすらしなかったでしょうから。
あなたと出会って、変わったのです。今は可能性のない未来でも、目標に向かって一歩を積み重ねれば、希望ある未来に変わると。それを信じることは、決して愚かなことではないと。
一生懸命悩んで…わたくしも、新大陸へは行かない方を選びました。だって…今のわたくしにとっては、目の前にあるあなたとの幸せな未来が大切なんです。
愛する人と一緒になって、子どもの成長を見守って、最後まで幸せに過ごしたい……私にも、こんな人並みの夢を持つ、乙女な一面があったみたいですよ。驚きましたか?
だから」
恥ずかしそうに、不安そうに、しかし意を決して顔を上げたあなたの顔に、愛しさと嬉しさが込み上げて
「あなたの夢とわたくしの夢、一緒に叶えましょうね」
真っ赤な顔と嬉し涙をごまかすように、精一杯の笑顔で答えた。
--------------------
零花(コボレバナ)
雪の国に生息する花。
月や星が煌めく夜に咲くことが多く、「月や星から零れた光を栄養として花を咲かせているのでは」という言い伝えからこの名がついた。
一本の茎に対して花は二つしか咲かず、見た目の派手さがないため花束や観賞用にはあまり人気がない。
しかしこの二つの花は同じタイミングで、寄り添うように咲くため、恋人や友人への贈り物とする人が多いようである。
また、ほのかに青白く光る花には魂が宿るとも言われ、
一部の古い祈祷師の間では大切な儀の際に使われることもあるらしい。
!)創作花になります
--------------------
改めまして、素敵なご縁を有難うございました!!
2016-10-16 15:27:15 +0000