福井鉄道モハ200形:
1960年および1962年に導入された車両で、福鉄としては初めてWN駆動を採用した。
15m級車体2連接構造で、併用軌道区間からの乗降を考慮し客用ドアの下部には福鉄名物ともいえる
フォールディングステップが設けられている。
クリームと紺のツートンカラーに白帯を締めた塗装は「急行用」を意味しており、
車内もそれにふさわしくセミクロスシートである。
1984年からはワンマン運転対応および普通列車運用を開始し、1989年からは冷房化改造を実施。
さらに、冷房化後に動力台車をそれまでのND-108から、JR東日本より購入したDT-21Bに換装、
併せてモーターと駆動装置も交換されているため、駆動装置は中空軸平行カルダン式となっている。
2005年の名鉄車導入後も3編成全てが残存したが、新鋭低床車F1000形の導入で2015年に201・202編成が引退、
2016年現在203編成のみが残存するが予断を許さない状況である。
2016-10-08 00:04:32 +0000