もしもインフィニット・ストラトスがスパロボ参戦したら 葵豹馬編2

たけじん

『ある日の危険なトレーニング』 豹馬「よっ、ほっ」シャッ、シャアア その日、豹馬は両手のヨーヨーを器用に動かしていた。トリックでいうなら『ループ・ザ・ループ』である 一夏「おっ、豹馬じゃないか」 箒「あれはヨーヨーか?」 セシリア「コン・バトラーには超電磁ヨーヨーという武器がありましたわね、それのコントロールの練習でしょうか?」 ラウラ「うむ、そうやって研鑽を積むのはよい事だ。そういえばクラリッサから聞いたが、ヨーヨーというのは元々は日本のおもちゃなのだそうだな?」 鈴「そうね。でも懐かしいわ~、あたしも小学生の時に夏祭りの出店で、くじで当てたっけな~」 一夏「あっはっは、そんな事もあったな~。でもやっぱ、普段からああやって遊んで練習してるんだなあ」 豹馬「むう…?」 パシッ! 豹馬「これでもお前ら、遊んでるように見えるか?」 一夏「ん…えっ!?」 箒「こっ、これはっ!」 シャル(ヨーヨーの外周部に付いた刺々しいブレード、それに所々ボロボロの手袋…) ラウラ(間違いない…豹馬はケガの危険も承知の上で、この様な実機を用いるのに近い特訓を…何て見上げたやつだ) 一夏「すまねえ豹馬、なめた事言っちまって」 豹馬「いやあ、分かってくれたならいいって」 セシリア「豹馬さんは努力家ですのね…それに、度胸という物でしょうか?それもありますわ」 豹馬「へへっ、ありがとよ。これまでそうやって皆で戦ってきたからな…これからもそうするつもりだ」 ラウラ「訓練や仲間を大事にするという訳だな…うむ、いいな。ところで豹馬よ、私もヨーヨーという物に興味があるのだが…私にもやらせてくれないか?」 豹馬「おう、いいぜ! でも俺が使ってるこいつは初心者には危ねえから、一般的な奴を…」鞄ゴソゴソ 鈴「あんた、トレーニングとかのヨーヨーをそこに入れてるんだ…」 豹馬「はい、これだ」つ一般的なハイ〇ーヨーヨー ラウラ「おおっ、これか!」 豹馬「初心者にも扱い易いようにしてあるからな。まずはこうやってストリングスの輪を指にかけて…」 ヨーヨーを通してラウラとも仲良くなったのでした♪ * 『類は友を呼ぶ?』 ビッグファルコンにて― 甲児「ビッグファルコンか…久しぶりだなあ」 岡長官「健一、大次郎、日吉、剛博士も時間が空いたそうだから、君達親子水入らずで会ってくるといい」 健一「本当ですか!?」 大次郎「おおっ!ありがとうございます!」 日吉「やったあ!久々にお父さんに会える~♪」  豹馬「あいつら、久しぶりに親父さんに会えるって喜んでたなあ…ハハハ」 この時豹馬はニコやかな顔だったが、どこか悲しさもあった セシリア「豹馬さん? どうかしましたの?」 豹馬「ん?ああ…久しぶりに親父さんに会えるって喜んでた健一達を見て、ちょっとな…」 セシリア「何か、訳ありの様ですわね…?」 豹馬「…俺、家族はもうこの世にいねえんだ」 セシリア「えっ…!?」 豹馬「ガキの頃に両親は交通事故で死んじまってな…それ以来、俺は孤児院で育てられてんだ。それで寂しかったり、荒れたりもしたもんさ。けどな…そういう孤独故の寂しさや悲しさを知ってるからこそ、俺は似た境遇の奴に共感できるのさ」 セシリア「そう、でしたの…実はわたくしも、その…」 豹馬「ありゃ?俺と似たクチかい…って事は、俺達は似た者同士って訳か…お互い寂しかったよな」 セシリア「ええ…」 豹馬「ま、昔と違って今は一人じゃねえんだ、沢山の仲間がいるんだ。親のいない寂しさは完全には拭えねえかもだけど…仲良くやってこうぜ!」ニカッ セシリア「はいっ!」 セシリアは豹馬の心に触れた…彼女は豹馬のかつての孤独からくる温かさを知ったのだった。 …因みに、この時ちずるは少し複雑な心境だったそうな。 甲児「俺も分かるぜ…俺も小さい頃母さんが死んじまって、おじいちゃんやお父さんも…」 鉄也「ああ、俺もだ…」 豹馬「うおおっ!?いつの間に!?」 シン「俺も…父さんや母さんやマユが…」 セシリア「シンさん…」 その後続々と現れ、いつしか『ロンド・ベル孤児の会』が立ち上げられたそうな * 『天才少年?』 楯無「小介君って、子供なのにかなり頭いいのね?」 小介「ええ、まあ」眼鏡クイッ 十三「何せIQ200で、9歳で大学に進学したくらいやもんな」 楯無「そうなの!? 日吉君や学君といい、本当にスーパー系は凄いわね~…」 小介「いやあ~照れちゃうな~///」 十三「それはええけど、おねしょ癖は治ったんか?」 小介「ちょっ!? 十三さ~ん!」 十三「ハッハッハッハ!こら、形無しやな!」 楯無「わー…さすがにそこは年相応ね。天才少年でもタジタジ?」 *『夢の為のスランプ』 ある日の休憩室― 大作「ハァ~…」 ラウラ「元気出せ。私も力になってやるから」 セシリア「あら?大作さん…? どうしたんですの?そんなに肩を落として」 大作「あぁ…セシリアしゃん。実は…」 … セシリア「つまり…漫画家になりたいという夢の為に描いた作品を、出版社に持ち込んで編集の方に読んでもらってもよい評価は得られず、新作を描こうと思ってもいいアイディアが浮かばない…と」 大作「ハァ…おいはどげんしたら…」 ラウラ「さっきからこの調子でな…総ボツくらってその上アイディアも浮かばないのがかなり来てるらしい」 セシリア「さすがに見るに堪えませんわね…こんなの大作さんらしくありませんわ!いつも穏やかな笑顔で、柔道で鍛えたというその強靭な精神…それはどこに行ったのですか!?」 大作「うぅっ!?」 ラウラ「だな…へこむ時もあるのが人間だが、それを引きずるのはよくないな。シャキッとしろ!」 大作「2人ともおいの為に…ありがとう!おかげで元気が出たばい」 セシリア「フフ…ようやくいつもの大作さんに戻ってきましたわね」 ラウラ「だな…しかし、スランプの根本的な解決にはなっていないな…」 大作「そ、そうだったばい…2人とも何かいいアイディアでもなかか?」 一同「う~ん…」 ラウラ「どうだろう?ここは一つ、主人公を軍人の青年にするというのは?」 セシリア「でしたら、ヒロインは英国貴族で…」 ラウラ「ふむ、ではここはこうして…」 セシリア「2人の出会いは舞踏会の夜に…」 3分後 2人のアイディアを纏めると…イギリスにて名門で軍人の家系の青年が、ある屋敷のパーティーに出席していた。しかし彼はこの様な場所やお高く留まった人達、自分の家を継ぐ事等にうんざりしていた。 そんな時、バルコニーで休憩していた時に一人の少女と出会う…その少女・カレンは、当主として家を継ぐ重圧に耐えかねていた。そんな矢先の出会いだった… やがて2人は語らい、青年・カイトもカレンも自然と笑いあうようになり、いつしか2人の中で互いの存在が大きくなってゆく やがてカイトは戦場にパイロットとして赴く事になる。カレンには「絶対に帰ってまた会い来る」と言って… セシリア「というのはどうだ?」 セシリア「まあ、SRXチームのライさんのも入ってますが」 大作「おお…これはすごい!どんどん構想が、キャラが膨らんできたたい!セシリアしゃん、ラウラしゃん、ありがとう!これで頑張ってみるたい!」 セシリア「お力になれてよかったですわ♪」 終

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2016-10-07 06:57:20 +0000