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相摸屋 分三郎ゴズ「何ですって・・・！？まさか、彼女が・・・」
天願「間違いはない・・・これが証拠だ、彼女は『絶望の残党』だったのだよ」
ゴズ「なんてことだ・・・虫も殺さぬ顔もしていながら・・・！！」
天願「ゴズ君・・・やってくれるかね？君に頼むのは実に心苦しいが・・彼女が気を許しているのは、君しかいないのでね・・・」
ゴズ「・・・わかりました 未来のために・・・ですが、もう少し時間をください」
天願「ああ、構わんよ それと・・・警備の中にも紛れ込んでいるのがわかったから、そちらも頼む」
グレートゴズが出ていくと天願は薄ら笑いを浮かべた
天願「やれやれ・・・未来機関の幹部もこの程度に堕ちたか・・・彼から受け継いだM機関も最初のうちは崇高な組織だったが、絶望が過ぎれば ただの既得権益組織になり下がったか・・わしは悲しいよ、これはやはり・・・アレを実行に移すしかないようだな・・本当に世界を救えるのは・・・『彼』しかいない」
民間人の虐殺死体と思われる写真の加工を見抜いていた人物がいた
「フン・・・『トリミング』か、絶望の残党の死体をまるで民間人の犠牲者のように『トリミング』して偽装してやがる・・・『トリミング』やキャプションのねつ造で、加害者と被害者を入れ替えるトリックは昔日本軍を悪玉に仕立て上げるプロパガンダに使われた化石のトリックだが、これが今でも使われて、しかもそれを信じるやつがいるとはね・・・悲しいねえ、あんたはどう思うね？夜助さん、M機関のMは未来じゃねえ・・松田だよ」
2016-10-05 12:01:53 +0000